M@東京さんのチューンレポート

5月某日、M@東京さんのお宅にお邪魔しました。
4月にケーブルをGe3製品に変え、SPに茅蜩・鼓粒を施工しましたが、
今回はさらに銀蛇シリーズや雲泥2を導入しました!
4月のレポートはこちら >> M@東京氏のチューン

まずは、前回チューンした状態でクラシックを聴きました。
なゆ@Ge3は、Mさんのシステムを聴くのは今回が初めてでした。

・お部屋を暗くしていたこともあり、すごく音響のいい映画館にいるような気分に
・音が滑らかで綺麗
・SPの存在をあまり感じさせない
・大音量でもうるさいと感じない
というのが第一印象でした。

額縁5のプログラムをポンして入れ替え、仮想的に部屋の天井高を上げて、再び試聴。

響きが増え、抑揚が大きくなり、表情豊かな音になりました。
音量は変えていないのにボリュームアップしたように聴こえました。

ここで音源をクラシックからフラメンコに変更。

ギターなどの楽器の音、手拍子、カスタネットを叩く音がとてもリアルで、
ゾクッとするほどのあまりのリアルさにビックリ!!
気?エネルギー?のようなものを音から感じ、息苦しくなるほどの重たさでした。

ここからゲゲゲチューンを開始!
まずは、プリアンプとメインアンプを繋ぐケーブルを超銀蛇シールド (SORA)に変えました。

再びフラメンコを聴くと、ボーカルやパーカッションの迫力が増し、
手拍子やカスタネットが「痛い」と感じるくらい刺さるような音に。
Mさんやきさと一緒にチューンをされていたTANNOYさんは、
「ギターの音が柔らかく大きくなった」
「カスタネットの粒立ちがよくなった」
とおっしゃっていました。

しかし「歪みが減ったけれど、ウーファーがだるいのが気になる」ということで、
インシュレーターを雲泥2に変更しました。

カスタネットの痛く刺さる感じが消え、他の音と馴染んで自然な音に。
最初に聴いた時の苦しくなる感じも消えました。
音全体のバランスが取れて、聴きやすくなりました。
しかし迫力は変わらないものの、リアリティが弱くなったような・・・?

「楽器の音はよい位置にあるけれど、踊り子の手拍子やステップだけ上のほうから聴こえる」と
きさは感じたようで、このお部屋に理想的な空間バランスになるよう、
額縁のプログラムを入れ替えました。
すると、リアリティが少し復活!
手拍子やステップの位置が少し下がり、音のバランスがよくなった気がしました。

続いて、RCAケーブルを超銀蛇シールドPhono (SORA)に変えました。

ベートーヴェンの交響曲第9番第4楽章「歓喜の歌」を試聴。
音量や抑揚が大きく、音のバランスがよくなりました。
のびのびとした感じで、低音がしっかり出るようになりました。
「シールドがしっかりしているため、ノイズが減ったのでは?」とのことでした。

最後のチューンは、市野式のパワーアンプを導入し、銀蛇ケーブルで繋ぎました。

音源をフラメンコに戻して試聴。
一番最初に聴いた時のゾクッとするほどのリアル感が戻ってきました。
けれど最初に感じた苦しさはもうありません。
どの音もよく出ていて、パーカッションは弾けた音になりました。
きさは「低域がだいぶ違う」
TANNOYさんは「こっちのトランジスタの方が音がくっきりはっきりしてる」と
感想を述べられていました。

最初に聴いたクラシックに音源を変えて試聴すると、
なんとなく音に深みが増したような気がして、やさしくなった感じがしました。
MさんとTANNOYさんも
「トランジスタを変えて柔らかい音になった」と感じられたようでした。

時間も遅くなり、この日のチューンはここで終了となりました。
後日またチューンをしにお伺いするかもしれませんので、
その時はレポートをお届けしたいと思います!

なゆ@Ge3