ダンボールで作る逆ホーンスピーカー組み立て手順
■ 用意する物
※段ボールSP逆ホーンキット乙には、型抜きされた段ボール紙と麻布が入っています。
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側板の図面(ダウンロードして印刷してください。)
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ダンボールB4サイズ・・・4枚
※B4サイズのダンボールに、図面通りに、音道曲線を切り抜く。
仕切り板は、音道曲線の外周に沿った長さが必要。
仕切り板の幅は、以下の通り。
SPユニット8cmの時・・・101mm
10cmの時・・・122mm
12cmの時・・・134mm
※写真は部材を全て切り出した所。
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麻布・・・B4サイズ4枚(ホームセンターの園芸コーナーで売っている麻布でOK。) 継ぎはぎで貼っても音質的に問題なし。
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木工ボンド(出来れば、麻紐を5mmの長さに切って混ぜると、なお良い。麻紐を混ぜる事により、不要振動を減衰させ、接着強度も向上させる。
割合 1.5% :木工ボンド100gにつき麻紐1.5g)
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刷毛(木工ボンドを塗る時に使用)
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カッターナイフ
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定規
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セロテープ(仮固定用)
■組み立て手順
仕切り板を乙型の側板に貼り付けていく順番は、左図のようにすると、組み立て易いと思います。
【手順1】 側板に麻布を貼る
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「乙」の形の側板に木工ボンドを塗り、麻布を貼り付け、しっかりとダンボールに押さえつける。
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はみ出している麻布をカットする。
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麻布を貼った方が内側になる。
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【手順2】 仕切り板を順番に貼っていく
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まず、図の①の部分の仕切り板を貼り付ける。
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1.曲げ易くするために、 曲げる所に、カッターで軽く切り込みを入れる。
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2.仕切り板を側板の曲線に合わせるために、机の角などの堅くてR形状の物に当てて、曲面を作る。
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3.側板の曲線に沿って、曲面が出来ている事を確認。
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4.側板の断面に、木工ボンドを塗り、仕切り板を貼り付ける。
木工ボンドが乾くまで、テープで仮固定する。
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5.貼り付けた仕切り板に、木工ボンドを塗る。
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6.仕切り板よりも少し大きめに麻布を切り、貼り付ける。
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次に、図の②の部分の仕切り板を貼り付ける。
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①を貼ったのと同様(手順2の1〜6)にして、仕切り板を貼っていく。
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仕切り板の継ぎ目は、麻布で補強。
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はみ出した麻布を切る。
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③については、先に側板に貼ってしまうと、内側にボンドが塗れないので、取り付ける前に仕切り板に麻布を貼っておく。
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側板の断面に、木工ボンドを塗る。
テープで仮固定しながら、仕切り板を貼り付ける。
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④も①と同様(手順2の1〜6)に。
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⑤は直線なので、先に麻布を貼っておいてもよい。
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側板の断面に木工ボンドを塗り、仕切り板を貼り付け、テープで仮固定する。
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【手順3】 内側を点検、修正する
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継ぎ目は木工ボンドを塗り、麻布を重ねて補強。
剥がれている所があれば、木工ボンドをつけた刷毛で押さえる。
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余分な麻布を切る。
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【手順4】 反対側の側板をはめる
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もう片方の側板の断面に木工ボンドを塗る。
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側板をはめ込み、テープで仮固定。
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仕切り板が飛び出している場合は切る。
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【手順5】 バッフル板をつける
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バッフル板は、ユニットの推奨穴サイズに穴を開け、麻布で補強。
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バッフル板は2枚重ね。
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バッフル取り付け断面に木工ボンドを塗り、バッフル板をはめ込む。
テープで仮固定。
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後は、外側を麻布で補強したら完成です。
Ge3的には、外側を麻布で1枚補強した状態が、音質的最低ラインです。
逆ホーンの性能が分かると思います。
理想は、8cmユニットの場合、さらに、麻布を2重に貼る。
10〜12cmの場合、麻布を3重に貼ると、凄いですよ(*^_^*)
エンクロージャーのチューニングとしては、バッフル穴の端面にケブタテープ5mm位を4枚、スロート穴にケブタテープ15mmを2枚、5mmを2枚貼ると、さらに音速が上がって、レスポンスが良くなります\(^o^)/
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