トレーニング期間と機器のストレス

トレーニング期間について

オーディオ製品の多くは、設置後、音質が安定するまでにある程度の時間が必要です。
これを一般的には「エージング」と言いますが、Ge3では「トレーニング期間」と呼んでいます。
よく似た意味のようですが、全く違うモノであるとGe3は考えています。

エージングとは・・・

文字通り「加齢」です。
エッジ等の可動部分等に数年分の負荷を与えて、強制的に慣れる訳です。
「エッジ等はストレスの固まりになり、ストレスを聞いている様なモノです。
おまけに寿命も短くしてしまう。 と言うのがGe3の考えです。

トレーニングとは・・・

機器のストレスを取ることが一番大事」との考えから始まりました。

Ge3的には次の様な行為はストレスを増加させている。と考えています。

コネクタの抜き挿し

機器やケーブルの移動

過剰な信号

空気中の振動を受けて僅かに振動する事でトレーニングは自然と進みます。
つまり普通の音楽を流すコトはトレーニングの妨げにはならないのです。

ここで不思議な発見がありました。
モーツアルトの音楽はトレーニングが6倍のスピードで進むというコトです。

さらに、機器のストレスが無くなってから進む第2のトレーニングがあります。
すべての機器は、機器本体だけのストレスだけでなく、接続されている機器の影響も相互に受けているからです。より本格的な第2のトレーニングが始まります。

例えば、AMPの性能が100点で、SPの性能が80点だった場合、この状態のままで長く使っていると、AMPの性能も80点に下がってしまいます。
次に100点のSPを繋いだとしても、性能が下がってしまったAMPはすぐには元の100点の性能を発揮することができません。AMPが本来の性能を発揮できるようになるまで時間がかかります。

これらを含めてGe3では「トレーニング期間」と呼んでいます。

機器のストレスについて

機器のストレスとは主に移動や設置に伴う物理的な負荷に対してのストレスを指します。

1)設置してすぐのオーディオ製品は、音質が安定しません。

機器がストレスを溜め込んでいるからです。このストレスが発散(消去)されるには2時間は必要です。

2)コネクターの抜き刺しでもストレスが溜まります。

このストレスはコネクターの構造に関係しますが、一般的には最低でも2時間は必要です。

3)ケーブルを動かすとストレスが溜まります。

ケーブルにストレスが溜まる訳ですが、これケーブルの構造に大きく関係します。
堅いケーブルだと12時間以上、柔らかいケーブルでも4時間は必要です。

これらのことを考えると、頻繁に接続を換えての機器の試聴には疑問を持たざるを得ません。
このストレスの音は非常に微妙な音ですが、それが聞き取れないと言うのは、もっと残念です。