苦手は個性

私は電話が苦手だ。
病院に予約するための電話、お店から何か確認事項があってかかってくる電話、
さらには会社の内線まで・・・
人見知りで話すことがあまり得意でないため、
相手が親しい人や慣れている人以外だといちいち緊張してしまうのだ(^^;

「最近の若い人って電話が苦手だよね」
仕事ができない若者に対する悪口のようにこの言葉が使われたりする。
確かにその傾向があるのは事実だが、年配の方にも電話が苦手な人はいるし、
何より「苦手である=悪いこと」とされるのであれば、それはおかしな話だ。

人は誰しも好きなことや得意なことがあれば、苦手なことも必ずある。
苦手は短所ではなく個性だ。
しかし我が国では、苦手なことやできないことがあると、
「ダメな奴」とか「劣っている」とするきらいがある。
(私も自分自身に対してそう考えてしまうことがしばしば・・・)

その根本は、学校教育にあると思う。
苦手なことでも有無を言わさずやらされて、大人の勝手な主観で評価をつけられる。
高い評価を得られない子は、不出来な子。
そういう社会で十数年と生きれば、国民を支配したい人々が思い描いた人間の出来上がりだ。

だけど今は、時代の転換期。
こんな理不尽な学校教育はいずれ終わるだろう。
人は本来、好きなことや得意なことをして自由に生きるべきで、
嫌いなことや苦手なことを無理にする必要はないはずだ。
そういう生き方ができる時代に、そんな時代に合った学校教育に、
少しずつ変わっていくのだと思う。

まずは、キーポイントとされている30年後。(もっと早いかも?)
その頃の私は50代だから、元気に生きているだろう。
世の中がどんな風に変わっているのか楽しみだ。

 
なゆ@Ge3