11月のセミナーの翌日、tannoy@東京さんのお宅にてオーディオを聴かせていただきました!
TANNOYのスピーカーとその時代のアンプなどだそうで、1960〜70年代のものと伺いました。
システムについて詳しくはレビューをご参照ください。>> tannoy@東京さんのレビュー
オーディオルームは、テーブルの上の小さなライト、窓からの光、
装置を照らしている明かりのみの仄暗い空間でした。
なぜ部屋を暗くするのかというと、光のノイズというものがあるからだそうです。
LEDや蛍光灯は特にノイズが発生しやすく、敏感な人はそれをうるさく感じるんだとか。
tannoyさんは暗いほうが音に集中できるとのことでした。
まず最初に聴かせていただいたのは、マリア・ジョアン・ピレシュの
「モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番《トルコ行進曲付き》、第14番、他」
音が部屋全体に響き渡り、反響がすごかったです。
楽器が目の前にありその場で演奏しているようで、録音された音にはとても聴こえません。
まるでピアノのコンサートに来たような、ホールで生演奏を聴いている観客の気分でした。
また音がとても綺麗で、ノイズを一切感じませんでした。
明るくして聞き比べたわけではないのでわかりませんが、
やはりお部屋を暗くしていた効果もあったのかな?と思います。
次は打ち込み系を聴いてみようということになり、
tannoyさんお気に入りの青葉市子さんの歌を何曲か聴かせていただきました。
アコギと歌のみの弾き語りだったのですが、マイクを通して目の前で歌っているようで、
まるで小さなライブハウスの最前列で聴いているかのような感覚になりました。
シンガーのエネルギーと言うのか、
歌に込められた思いや氣のようなものが伝わってくるようで、
聴き手に訴えかけてくるような不思議な感じがしました。
ピアノの曲同様こちらもノイズはなかったです。
最後はレコードでクラシックを聴かせていただきました。
1曲目は「コル・ニドライ」
チェロが目の前で演奏しているように聴こえ、
静かで落ち着いた曲調でありながら、楽器の音がパワフルな感じがしました。
音の強弱や抑揚が大きく、エネルギーを感じる楽曲でした。
2曲目は「ベルリオーズ:幻想交響曲」
バイオリンとコントラバスが印象的でした。
低音がよく響いていて、曲をしっかりと支えている感じでした。
音に奥行きがあると感じました。
それぞれの曲についての感想は以上です。
tannoyさんのオーディオは、
今までユーザーさんのお宅などで聴かせていただいてきたものとは違い、
エネルギー感はあるもののそれをずっしり重たく感じることはなく、
音楽を非常に聴きやすいという印象でした。
言葉で上手く表現できないのですが、ちょうどいい音とちょうどいいエネルギー感、
それぞれをいいとこ取りしたような感じです。
それ故、頭がパンクしたり眠くなったすることもなくずっと聴いていられました。
私が好む音の方向性と合っていたのかもしれませんね(^_^)
tannoyさん、この度は貴重な機会をありがとうございました!
スピーカーから再生されているとは思えないリアリティな音で、
どの楽曲もライブ感を味わうことができました。
短い時間でしたが、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。
今月もユーザーさんのお宅にお邪魔させていただきましたので、
またレポートを書きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!!
なゆ@Ge3