電車よカモン!(アホウドリ@兵庫さん)

恋バナエピソードにご応募頂きましたのでご紹介します♪

ひとの恋バナはキュンとして、甘じょっぱくてとても素敵にみえます。
というのも、自分のそういう記憶の引き出しを開けてみるに、恋バナというよりはどれも失敗談で、
おいキュンどこいったな話ばかり。
せめて笑い話にリサイクルできないかなと応募します。

「そういうお相手が来る」ことを、Ge3用語で「電車」という話を随分前のセミナーで伺いました。
「電車」にも色々あって、普通・快速・特急に新幹線、バスもあれば、船も飛行機も色々ある、
一度乗ったら目的地まで降りられないのもあれば、
一本逃してもすぐ次が来て降りたい時に降りられる普通電車もある。
駅のホームで待ってて、車両が来て、ドアが開いてさあ乗ろうと思っても、
中に既に違う人が乗っていたりすることもあるのだとか。
(記憶違い・認識違いがあったらごめんなさい)

私にそういうのがとんと来ないのは何故だろうかと、きささんに尋ねると
「電車が来るのをバス停で待ってるからや」と。なるほどそりゃいくら待っても来ないわけだ。
「電車が来るところで待ちたいです!そういうところで待てるようにして下さい!」
と必死にお願いしてみました。してもらえました。超ラッキー♪(セミナー参加者の特権ですね)
そして私の「次の電車は飛行機」だとも教えて頂きました。

そうして数年後、ちゃんと来ましたその「電車」。
違う国在住の人でした。
飛行機で片道14時間かけて向こうに行きながら「ほんとに飛行機だった…」
ってしみじみしたのを思い出します。
しかし、子どもを作るか作らないかで、人生初の大喧嘩をしました。
何故なら、子作りはするが、子育てその他は丸投げする気満々な人だったからです。

相手の人とはとても大きな年の差だったので、
子どもが生まれて成人するまで自分が生きていないかもしれない、
かろうじて生きていたとしても絶対健常でないであろう歳なのにその選択肢。ありえない。
私はそんな年上の相手をパートナーに選ぼうとしまうほどのアホですが、
自分が老いてゆくことを全力で認識したくない人に「大丈夫、俺は死なない」
とか言われて安心するほどのアホではなかったので、バイバイピュン☆と尻尾巻いて帰国しました。

相手が日本に戻りたいと言い出した時にはアンカーになる覚悟、
それからなにより、相手を看取る覚悟をキメて異国に来ただけに痛恨の一撃。
お互い老いていく姿も可愛がり合えるかな楽しみだなとかドリームみてましたチキショーめ。
歳をとるだけでは人は老成しないということは知っていて、そのへんは諦めていたけれど、
短い間でもいいから一緒に歩いてくれる人でなきゃヤなんだぜ。

今となっては、あの時間違えそうになった選択肢、よくぞ軌道修正できたなと思います。
今迄の人生の中で、年齢国籍性別その他色々…色んな人に恋はしてきたけれど、
最近一番でっかく「やらかした」のは間違いなくこの時です。
いやぁ、失敗失敗。
ハイ次。

その後、乗れる「電車」、乗れない「電車」、どちらもちょこちょこ来ているようです。
しかし、今迄「うまく電車に乗った」事がないような気がします。
(乗っても一瞬ですぐ降りてしまうだけかもしれませんが)
こういうのにも「サーフィンが上手いGe3値」みたいに「電車にうまく乗れるGe3値」
なんてのがあったりするのでしょうか?

もうそろそろ乗り続けられる「電車」でもいい頃合いではないかしら、そろそろお願いします、
でないと心が擦りきれて粉になってしまいます、と切に願う今日この頃です。