コワ〜イ話にご応募頂きました・・・
1 EP1 映画館に一人
高3の秋、体育祭で代休となった月曜日に朝から繁華街の名画座に2本立てを観に行った時の体験です。
朝一の番組がB級SF(巨大生物の島)だったためか、暗闇の中、
30分経っても自分以外に客がいない・・・
100人規模の小さな箱だったが、怖い、なぜかわからないけどたまらなく怖い!
一体なんなんだこの怖さは?!半端じゃない恐怖感(泣)
怖くて逃げ出したくなり、時間が経過するのをただただ待っていると、終幕30分あたりから一人か二人、お客さんが入ってきて安心した。
似た怖さとして子供のころ見たTV「ウルトラQ」最終話「開けてくれ!」と「2001年」HALの殺人シーンを思い出した。
(これは余談だが、昼からは満員の客席の中、マックイーンの「栄光のルマン」。
閉塞空間の孤独から解放されたためか、ドライバーズアイによるレースシーンの快感に、
「スピードの中で精神は肉体を超越する。」というロレンスの名言の真意が感じ取れた。)
2 EP2 全部一緒
これも高校時代、今で言う3D映画を「立体映画」と呼んでた頃の昭和の映画館。
観賞用のメガネはレンズが左右赤と青のレトロなもの。上映中ふと気になり振り返ると、
皆同じ顔をしている、怖い・・・・と前を見直すと自分もその一部なんだと複雑な気分にw
3 EP3 歯痛
30年ほど前、関西のある大都市で映画を観てたところ、5年以上前治療した歯がなぜか急に痛くなり耐えながら観続けた。
終映後映画館を飛び出し、地下鉄でその地域を離れたら痛みはなぜか治まっていた。
そーだ、これと似た経験がある。十数年後仕事で運転中のある夜の出来事。
やばい場所で同じような歯痛に襲われ、さらに数秒後心臓を掴まれるような痛みが・・・。
痛みをこらえきれず声を上げると、なんと助手席の部下ももがいており同じ症状を訴えた。
直感で近くの神社に車を走らせ境内に逃げ込んだところ嘘のように痛みは消えてくれた(4に続く)。
4 そもそも繁華街の多くは
映画館に話を戻そう。
歯痛が襲った映画館のある繁華街は、もうひとつの離れた映画館街に比べると、どの映画館も映像が暗いうえ甘く、音も籠って定位も甘くナローな印象で共通した印象に「なぜだろう?」と当時気になっていた。
前述の仕事の時の体験後、症状や場の雰囲気が似ていることから、まさかと思い場所に問題があると感じ調べると・・・当たりや・・
その地域は昔、多くの無縁仏が転がる埋葬の地で明治時代に整備後誘致し繁華街になったそうな・・・
さらに驚いたことに、前述の歯痛になった映画館の向かいのビルは江戸時代形場で、その跡地に建った昭和のあの大惨事のビルは建て替えられたが・・・。
で、原稿を書きつつネット時代の今、古地図を調べたら・・・
げー!!その映画館は刑場横の大きな墓場や…滝汗;(以下セミナーor口伝かな)
シネコンでどこも同じようになった今も、音質とノリの良しあしはいまだに同じ傾向にあると思う。
噂では自分の近場のシネコンの立つ繁華街は東西とも似たような所だったようだし、日本各地の繁華街はもともとそういうところが多いとも・・・
はてさて、現代のシネコンにもきささんが言ってたように、昭和の映画館同様お〇〇(どんな種類?)がうようよしてるんでしょうか?
それでも我々は映画館に行く。
なぜなら銀幕に映る幻影の多くはプラスのパワーに満ち、は現実以上に真実の光を心にともしてくれる時があるから。
残念なのはマイナスを吹き飛ばす笑いや歓声、どよめきがシネコンになってから減ったような気がするが・・・
アナログの力だったんだろうか?!
あそー