農業に利用する活性水:1

2023/07/28

きさ:

今、人工金峰泉を農業用水に活用するプロジェクトを進めてるねん。

なゆ:

人工金峰泉ってなんですか?

きさ:

古い池塘にある植物の化石みたいなものから滲み出る水が金峰泉なんやけど、それを人工的に作ったものやね。
水と肥料を混ぜて活性水装置に流すと、人工金峰泉ができる。
かなり優秀な肥料として使えて、殺虫効果も非常に高い。
人間には影響がないから、散布時に浴びてしまっても問題ないけど、植物にとっては殺虫効果のGe3値が123pくらいあるのと違うかな?

なゆ:

へぇ〜、すごいですね!
それを使えば、無農薬栽培もだいぶ楽にできそうですね。

きさ:

そうやね。
柿農家であるGe3ユーザーの常陸の国さんに使ってみてもらってるところ。
その発端は今年の春、「昨年の柿の出来はどうだったの?」って聞いたら、「炭疽病が発生して、九割くらい被害を受けたので、絶不調です」っていう返事が来たんよ。
炭疽病対策で農薬を散布するのも、マスクをしたり防護服を着たり、大変だったみたい。
そこで、人工金峰泉を撒いてみないかっていう話をしたわけ。
人工金峰泉を植物に使う実験は、ユーザーのKataさんが以前から行っていて、良い結果が得られていたからね。
Kataさんは、切り花に根が生えてきたって言ってたよ。

なゆ:

切り花から根っこが!?

きさ:

神棚に供えてるお花が全然枯れないみたい。
もう6ヶ月くらい経ってるのと違うかな?
そうしたら、根が生えてきたって言ってた(笑)

なゆ:

人工金峰泉の可能性、未知数ですね。

きさ:

それで常陸の国さんは、500リットルくらいのタンクに人工金峰泉を作って、それを散布し始めたわけ。
それから3ヶ月くらい経ったら、炭疽病がちょっと治まってきたって言ってたね。
そして、作業がとにかく楽になった、と。
汚れはするけど、農薬と違って自分の健康面を気にしなくていいから、散布はすごく気が楽だと言ってたよ。
肥料は混ざってるだけで溶解してないから、木や実に黒い粉がつくみたいやけど、雨が降ったら多分流れるやろうから、大したことはないと思う。

なゆ:

農家さんが農薬の健康被害に悩まされてるって話を私も聞いたことがあります。
そこを気にしなくて良くなったのは、かなり大きなメリットですね。

きさ:

次の問題は、今使ってる50cm角の活性水装置では人工金峰泉を作るのに時間がかかって仕方がないから、もっと早くできるようにならないかって相談されたんよ。
だから、70cm角くらいの大型の装置を作って、試してみたわけ。
そうしたら、人工金峰泉をタンクに入れて置いておくと、一週間で効能が半減するということがわかってね。
でもKataさんのところは効能が落ちてないから、その理由を調べたら、どうもKataさんの家の神棚に精霊が来てるみたい。
だから、常陸の国さんにも神棚を準備してもらってるところ。

なゆ:

なるほど・・・この場合は水の精霊さんかな?
Ge3ならではのゲゲゲなプロジェクト感がありますね(笑)

きさ:

それとね、完全に無農薬の地域があると、虫が周りからそこに寄ってくる可能性があるねん。
でも人工金峰泉なら、そんなに気にしなくて大丈夫じゃないかなと思う。
周辺の畑もみんなが人工金峰泉を使うようになれば、虫そのものがいなくなって、安全でお気楽な農業が実現できると思うね。

このやり方が順調にいけば、他の人にも伝えていこうと思ってる。
農業関係の人がこのブログを見た時に、自分のところでも工夫したらできそうやなって思ったら、どんどん質問してきてくれるとありがたいね。

なゆ:

常陸の国さんの今後にも期待大ですね。


今年の柿の季節はそろそろ終わりを迎えていますが、上手くいかなかった部分もあったようです。
常陸の国さんから続報が届きましたら、続きを更新していきます。

「人工金峰泉を使ってみたい」という方がいらっしゃいましたら、
farm@kisa-lab.jp までメールでお問い合わせください。

また、試験的に作った人工金峰泉を少量から頒布しております。
詳しくは下記BBSをご覧ください。
https://ge3.biz/bbs/d/760–