「ポン」の起源

Ge3用語として使用頻度が高い「ポン」という言葉。
慣れている人には何となく染み込んでいる表現かもしれないが、新しいユーザさんにとっては「なんだそれ?」な感じではないだろうか。

というわけで、ここで改めて「ポン」の起源の話をしようと思う。

思い起こせば・・・いつだろう・・・
そうそう、私がペーパードライバーから復帰してまだ間もない頃だから、25年程前だろうか。
あるセミナーを受講するべく宮崎に赴いた。
セミナーの後、九州ぶらり旅しようとレンタカーを借りた。ニッ●ンのサ●ーだった。
宮崎で地道をブラブラしているうちはよかった。
ところが、熊本へ向け高速道路にのった途端、運転が怖くなってしまった。

ペーパードライバーから復帰して運転していたのは、当時大人気だったスバルのレガシーツーリングワゴン。
初代レガシーはホントにガッシリしていて、高速走行すると地面に張り付いていくような感じで安定し、安心感が高かった。
私にとってはそれが普通だった。
というか、それしか知らなかった。(^_^;)

そんな私がハンドルを握り、高速走行を始めたら・・・

ふわ〜り、ふわ〜り

どっかに飛んでいきそうだ。Σ(゚∀゚ノ)ノ

こ、こわい!
こわすぎる!!!{{{(>_<)}}}

助手席で寝ようとしていたダンナに訴えた。

「ムリ!これ怖すぎて運転できへん!!」

しかし、どうしても寝たかったらしいダンナ。運転は代わりたくないらしい。
思いつきで、レンタカーにレガシーのメンタルを「ポン!」と放り込んだ。

な、な、なんと!その瞬間から、いつものレガシーの如く、道路にベターっと張り付くように走り出した!!

「うん!OKOK!運転できるわ♪」

安心した私はルンルンで運転を続けた。
もちろんダンナは隣でぐっすり。

嘘みたいだけど、本当の話。

この思わぬ発見の後、二人とも面白くなってしまって、クルマにいろんな「ポン」をして遊んでいた。

BMWになれ
ポルシェになれ
ジャガーになれ

思いつくものを「ポン」して散々遊んだ。
マジで足回りの感じや乗車感など、どんどん変わるのだ。
因みに、後になってBMWを買ったのは、「ポン」で仮想試乗しまくった中で、一番運転しやすくて気に入ったからだ。

 

とにかく、指を鳴らすとか、叩くとか、「ポン」という衝撃とともに何かを変える、プログラムを入れるといった行為全般を「ポンする」とGe3では言うのだ。

・・・伝わったかなぁ。(^_^;)