今までの音は気が抜けていた?

自分としては今のオーディオシステムに大方満足しているけれど、気がつかないうちに、少しづつ劣化していくのも事実です。問題なのは電源事情は悪くなるいっぽうで、マイナス情報はどんどん来るしで、現状キープするだけでも大変です。そのためGe3では、外からのノイズ対策の対応製品が多くなってきました。比較的新しい製品の断断断は、当初飛び込みノイズがまだあるようなので、それを防ぐ目的と考えていましたが….. 実際にCDプレーヤーとレコードプレーヤーに断断断を使ってみました。使い方はkata@長野さんのレビューを参考にさせてもらい、私もマスキングテープに3度塗りしました。コツとしては、機器に隙間を開けずに使うことが良いようです。

聴いてみると、ノイズ対策製品とは効果が大分違っていて、これまで感じたことのない変化です。ノイズ対策製品は、歪みが少なくなってマスキングされていた音が現れて生き生きとしましたよね。ところが断断断では、その”生き生き”感が違うのです。これまでは音を表す形容詞として”生き生き”とか”生々しい”と言って来ましたよね。それが、音楽に人の”気”が入ってきて、歌う口から息がかかりそうなのです。こんなことは初めてです。夜中に聴いていると、ちょっと怖いくらいです。

Ge3内では、外から飛び込んでくるノイズ対策の効果ではなく、録音時にマイクから電気信号に変換するときや音楽編集を繰り返す時、アナログ信号をデジタル信号に変換するときなどに外に飛び出してしまって空間に浮遊している音楽情報が断断断によって戻っているのではないかと話しています。それは音楽エネルギーがかなり強くなるので、綺麗な音を求めている人には敬遠されるかも知れません。でも本当のリアリティを求める人には、新たなオーディオへの一歩と感じるかも知れません。断断断のCDとレコードの効果ですが、CDより明らかにレコードの方が効果が高いと感じました。これはメディアに入ってる”気”の量の違いでしょうか。