先のブログ新たにわかった「断断断」のことでは、「淵」を「人間」に例えると、人体を作るパーツをきちんと並べると生命を持つ。「言葉」に例えると、ひらがなやアルファベットの文字自体は意味を持たないけれど、パーツをきちんと並べると意味を持つ、という構造のことを「淵」という…と書きました。
これまで、オーディオ機器の評価基準は、周波数特性、全高調波歪率、ノイズレベル、ワウフラッターなどですよね。オーディオを長く愛してきた人たちの中には「それらは無視はしないけれど、あまり関係無いんだよね」と思っている人が少なくありません。Ge3では「飛び散る汗を感じるようなリアリティの追求」や「音楽の気の再生」と言い続けて製品開発を続けていますが、ここに来て、オーディオの考え方のようなものが見えてきました。
オーディオにもオーディオ以外にも「淵」という考え方が使えるのではないかと考えています。「淵」には、完成度の高い縁もあればそうで無いものもあります。完成度の高い「淵」にするには、①音楽信号の密度を高める②歪みによる音楽のマスキングを無くす③空間情報を正確に出すことがあげられます。前提としては、結界を張ってマイナス情報からその部屋を守り、思考停止=脳の感度が下がった状態を元に戻したいところです。
では具体的に縁の完成度を高めるにはということですが、「淵」はその人にとっての「淵」で、その人がオーディオに何を求めるかによると思います。私は目の前に演奏家が現れて欲しいいのです。演奏家の「気」を感じたいのです。「淵」の完成度を高める上でで効果的だったと思われるものを①②③に沿ってほんの一例を書いて見ます。(私の基本的な機器の調整は別の機会に)…
①音楽信号の密度を高めるには、断断断が効果的で先のブログ今までの音は気が抜けていた?
を読んでください。断断断と豆の合わせ技の効果は驚くものでした。 ②歪みによる音楽のマスキングを無くすには、雷智9.3 (イカズチ 9.3)が効果的です。 ③空間情報を正確に出すことにつていは、断断断と「箱」断断断では何が違う?を
読んでいただきたいのですが、ここでは、オーディオの調整、部屋の対策の影響も
大きくあると思います。
「淵」の完成には道半ばですが、「淵」という考え方ができたことは大きなことで、「淵」のGe3値を基準としてオーディオを考えて行けます。音楽再生をBGMと考えている人には無縁の話ですが、意識を「そこ」に持っていって聴くと、現れてくるものがあることを実感します。