ほぼ無敵に等しく感じる(M.N.@東京さん)

「大地7」のレビューです。

まずは外観としては外の木枠が細くスタイリッシュになっており現代的な見栄えとなっております。
そしてサウンド的にも良い意味でその傾向が見て取れます。 
前作でも文句つけようがほとんどありませんでしたが
さらに現代的ないわゆるハイエンド方向のサウンドに進化してると思います。
具体的に言えば奥行きなどに優れております。
その他 SN、質感など多くの項目が伸びている印象です。

もともとこのボードはとてつもなく超低域がしっかりと出る地に足のついた、というよりは
地面に足が刺さったようなしっかりとした音です。
そしてそれは超重量級のボードでも成し得なかったことです。
超重量級のボードは音は低重心ですがフラットに超低域まで伸びるわけではなく
どちらかといえば重くもたつく、不自然な付加が気になることが多いと言う印象があります。
大地の恐ろしさが超低域までフラット、しかも軽やかなサウンドなのです。
ボード自体はむしろかなり軽量級にもかかわらず全く理解ができない不思議なボードです。

しかも表面に貼ってある金属からは想像できない金属的な音のしないボードでもあります。
代表例だと現在symposiumのUltra platformと言う超分厚いボードも何枚か所有しています。
(他にも沢山のメーカーのものを持ってますが)
これは情報量や音の広さ、定位、奥行きなど絶対的な性能は高くはありますが
どうしても表面に使用されている金属のキャラクターを少量ではありますが感じることがあります、
クールと感じるということはキャラクターの付加と言えます。
大地が恐ろしいのが絶対的な性能もそういったハイエンド畑のボードより上回る部分が多く、
おまけにキャラクターが限りなく少なく、
そして超低域までのレンジが圧倒的に広いと言うところです。

これをお読みのそれなりの数のボードを確かめてきたオーディオファイルは
何となくブランドイメージからも(失礼)
このボードは古典的でホットな前に出るサウンドなのではないかと思われるでしょうが、
いわゆる音楽的と言われる方向を詰めているものではなく
ひたすら絶対性能を追い求めているという印象です。
スピーカーでいうと、良いセッティングのYGアコースティックみたいな方向です。

奥行き方向も強力であり、是非Ge3を避けていきそうな笑、
近代的再現を望まれるハイエンド方面のかたに使ってもらいたいと思います。
nordostの高いケーブルをお使いの方には良さそうです。

 

おまけですがインシュレーターとの相性も色々試してみました。
面白いことに同一メーカーのインシュレーター以外は
相性がイマイチみたいな所はほとんどありません。
特に優秀なスパイク及びスパイク受け、
あるいは石英(リプラス最大種も所有)など同社雲泥以外の良さも、
本当に良くできたインシュレーターならば歪みを発生させることなく引き出します。
逆にゴム足は元よりソフト系はあまり良くない、というより
極まった歪みを発生させないハードの良さを見せつけられて魅力を感じなくなる印象です。
ハード系でもローゼンクランツ(pb-big3など所有)も相性は良くありません。
音楽性を付与するならとても素敵なインシュレーターですが、
やはり木製の土台でないとダメなようです。

決してGe3は全ての製品が無敵とは申しませんが(指向と嗜好次第で当然負けることもあります)
このボードはほぼ無敵に等しく感じます。
価格も上がってしまってますのでちょっと勧めにくくなりましたが・・・