【額縁5】音に統一感が生まれてきた

投稿者:DIA_1st@埼玉さん

お使いいただいた製品:額縁5(お札付き)


DIA_1st@埼玉さんのAudio情報

メインスピーカー:クレル LAT-1
インテグレーテッドアンプ:OJI SPECIAL DIA-SEVEN
Total Clock Synchronized System Unit Ⅱ: OJI SPECIAL 8128B-UA  TCSS2 Unit
ミュージックサーバ:OJI SPECIAL DPAT SEVEN 64
サブウーファー:エリアル SW-12


どんな部屋に使ったかを詳細に書きます。
何せ部屋に効くものなので、どんな構造の部屋か
どんな音がしていて、それがどうなったのかをレポートする必要があります。
単純にこんな音になりましたと結論を先に書くのもどうかと思っています。
自分で部屋を設計したことのない人には難しいかもしれません。

新築マンション内にマンション計画当初からリスニングルームを作る前提で設計しました。
防音はD70(ピアノ、ステレオなどの大きい音が聞こえないのがD65)を楽に超える性能があります。
製造業者がどこまで達成できたか言わなかったので、測定限界位の性能は出たと推測しています。
部屋の防音性能はよほど田舎でないと周りの騒音があるため、測定は難しいです。

しかし、これは遮音性能であり、音の良さにはむしろマイナスではあります。
そもそも部屋が狭くなる。
19畳分の面積がありながら、出来た部屋は13.5畳です。
なんかがっかりしますね。
それでも関東地方の県庁所在地のJR駅から徒歩2分の場所にAV専用の部屋を持てたことは
恵まれていると思っています。
内装は『きささん』に色々と教わり、更に自分でアレンジして設計業者に伝えました。

ではどんな部屋にしたかを説明します。
とにかくこだわったのは床です。
コンクリートの床に杉5cm厚の板を直貼りしました。
ちなみにこれをやってくれる業者を探すのに20社位に声をかけ、出来ると言った会社は4社ありました。
その中でGe3値を見て設計者を選定しました。
何が難しいかと言うと木材なのでそりますね。
全ての業者はこのそりを凄く気にしました。
部屋が出来てまだ4カ月なので今後どんな問題が出るか気になる所です。

床で言うと非常に残念なのは浮き床構造になっています。
かなり硬いゴムの上に鉄筋コンクリートで床を構築しています。
なので大型タンカーの上に部屋があるような感じです。
Ge3的には絶対に良い音はしないです!
それでも、ここに住む以上、音の為に床はがんばりました。

次に壁ですが、漆喰にしました。
天然素材の麻をまぜたものになります。
実は床と壁は麻を炭にした物を練りこんであります。
床はその上に木を敷きました。
壁はベースに麻炭を塗ってから漆喰を塗ってあります。
実は2重壁の間の吸音材にもサーモウールを5cm程入れました。
残念ながらグラスウールをやめさせることはできませんでしたが、
混合で使用しても効果が期待できると『きささん』の見解があったので採用しました。

ここまでがざっくりとした部屋の構造です。
さらに部屋の中に目を移すと、
低音の定在波の影響を抑えるアクセサリを『きささん』に設計して頂きました。
形を三角錐にしてフラッタエコー取りにも効果がある様にして壁に吊るしました。

さてこうしてこだわって作った部屋はどんな感じか?
部屋に入ると神社の中みたいな感じになります。
凛とした空気感でしょうか。
落ち着くと言うよりは特別な空間にいる感じです。

初めて使うアクセサリもあったりしたので最初は額縁は開けませんでした。
最初に音を出した印象はハイ上がりで高音が綺麗に響く感じでした。
エコーは気持ち良く聞けます。
音色でいうとアキュフェーズ製品の色に似ています。
でも音色は似ていますが、あんなに酷い音になっていません。
あくまで音色です。
神社で言うと伊勢神宮内宮の神楽殿で雅楽を聞くと良い音になる感じです。
(聞いたことない人にはわかりづらい例えかな?
私は日本人なら一生に一度は行った方が良いと思います)
トランジェント特性が良く、打てば瞬間に響く!と言う感じでしょうか。
ちょっと硬質な感じです。
壁を叩くと手が痛くなる感じなので、音もそんな感じです。
でも決してヒステリックな感じはありません。

最初低音がまったく出なかったです。
この理由は6つ考えていました。

(1)大地F(販売終了)大地7の2枚重ねをこの部屋で初めて実践した為、トレーニング中であった。
(2)部屋自体のトレーニング中であった。
(3)ステレオを2カ月間使えなかったため、ステレオ装置自体がトレーニング中であった。
(4)スピーカーは3年間大きな音が出せない状況にあったので低音が出にくくなっていた。
(戸建てでしたが仮住まいは防音状況が良くなかった。)
(5)定在波をとるアクセサリが低音を吸ってしまう。
(6)床がまったく振動しない!

私はティンパニーは足の裏で聞くという位足フェチですが、
この部屋では足の裏に振動が伝わらない!
以前『きささん』がGe3値123.8pとして紹介していた
サブウーファー エリアルSW12を使っているのに全く床が鳴りません。
こんな部屋は初めてです。

Ge3には長期間放って置くと起動できなくなったりするアクセサリもあります。
額縁5はそんな気がしたので、部屋が出来て1カ月後には開封しました。
本当はもう少し部屋のトレーニングが進んだ状態で設置したかったのですが
せっかくあるのに使用しないのも、もったいないですから。

実は音は大きく変わりました。
まず、高音の響きが大きく変わり、きれいな高音の響きがなくなりました。
少し残念に思ったのはエコーが綺麗に響いて聞こえていたのが無くなってしまったことです。
代わりに現れた音は、少し温かみのある音です。
Ge3に共通する北欧系の音ですね。
以前私が何処かで書いていますが、
雪の中、薪ストーブを焚いて部屋の中を暖かくしている感じの暖かさです。
それと少し中音が出てきました。
いままで音にまとまりが無く、高音だけ綺麗だったのが、音に統一感が生まれてきました。

これは私の経験ではありますが、
あるオーディオメーカーがログハウスのコテージで毎年オーディオイベントを実施しています。
そこのログハウスだとフラッタエコーがなく天井も高い為、音の抜けも良いです。
そこでのサウンドに近い鳴り方に変わりました。
額縁5で期待できる効果について、
以前『きささん』に「壁が1メートル位後退する。」と言われましたが、
その時、私はそんなに狭い家ではないのでその為に10万円かけたくないと思いました。
額縁5の説明には「角材で凸凹に覆われた壁の反射に仮想的に変えます。」とあります。
それはログハウスのような空間になると言うことであると納得しました。

今では使い始めて3カ月たちます。
低音もだいぶ出る様になり、安心して聞けるようになってきました。
サウンドステージが壁の端から端まで出来るような感じです。
スピーカーの存在もかなり薄くなります。
(残念ながらスピーカーが消える所にはまだ到達していません)
一定の効果はあったと思います。

私の評価は中変です。
(小、中、大、激)の4段階の中です。
もう少し評価しても良かったかもしれませんが、1週間位での変化量で決めています。
今では高音もだいぶ出る様になり、サウンドステージの奥行き感も増しました。
又、低音も出てくる様になりました。
部屋自体の状態が良い方向にどんどん変わっている現状がありますので
アクセサリ単独での評価は難しいです。

このアクセサリを作って頂いた『きささん』に感謝いたします。