投稿者:tannoy@東京さん
使用製品:雷智9.3
雷智9(販売終了)を今年1月に購入して、来月寿命という事ですが、先月あたりからどうも高域にヒリヒリとした歪を感じたり、のびのびとしていた低域が出ないので、これまでの生き生きとした再生にならないのです。
音が細った印象です。
セッティングを見直したり、接点を掃除したりしましたが元に戻りません。
そこで雷智9の寿命を考えました。
寿命が来ると性能100%が急に0%になると言うより、徐々に性能が低下して10ヶ月目には半分くらいになっている様に思えたので、雷智9を雷智9・3に替えてみることにしました。
雷智9は、プリとパワーに使っているウエスタン・エレクトリックの電源昇圧トランスに使っています。
100ボルトから117ボルトに昇圧していて、トランスの出口側、発電所を上流とすると、下流に巻いています。
驚きです!
雷智9の初期の性能に戻るのかと思ったら、全然違います。
レコードにはこれほどの音楽のエネルギーが入っていたのかと驚きました。
音楽がこれほど生き生きと感じるのですから、恐らく特性も良くなっているのでしょう。
そして演奏者の位置や動きといった位相特性も改善されています。
何よりその場、その時の演奏風景と言うか空気感を感じます。
拙宅には雷智の初期のものから、雷智F3や雷智3がたくさんあります。
「雷智9」の性能は「雷智F3(販売終了)」に比べると22倍とありましたが、雷智9と雷智9・3の差はさらに大きいのではないでしょうか!?
すべて交換したいところです。