【要石125】演奏者が現れて音に触れているよう

投稿者:tannoy@東京さん
使用製品:要石125


いったいオーディオには、何種類の歪みがあるのだろう。
歪みは音をにじませたり音楽をマスキングしてしまったりする。

要石125は、にじむ歪みに効く様だ。
音がにじむと、音の輪郭が不鮮明になって膨らんで、
いわゆる「ボーカルの口が大きくなる」ということになる。
歪みは色々なところで発生している様で、
レコードプレーヤーやCDプレーヤーの入り口でもにじむし、
アンプでもスピーカーでもそれが起こる。
要石125をプリアンプにつないだところ、にじみに効いた様で、
ボーカルの口の大きさが見事な等身大になって、顔が立体的に再現された。
それはそのまま生々しさにつながる。

そして要石125は、どこにつなぐかでかなり違う。
要石125は一つしかないので、アナログにもCDにも効くようにプリアンプに繋ぐことにした。

初めにふたつあるアナログの入力につないでみた。
それまで使っていた要石25(販売終了)
「ノイズがかなり少なくなったなあ」「静かになったな」という印象だったけれど、
要石125では、そういったノイズの話ではなく、
演奏者がそこに現れて、音に触れている様なこれまでにない感覚に驚きました。
それくらいノイズが取れたと言うことなのか、本当にノイズが取れると音楽が現れるのか。
これ以上ノイズが取れると本当に何かが現れるのではないかと、オーディオの可能性を感じた。