ipod、Qシートテープ、超結界機器用、テレ・サテン(鶴@Ge3)

Qシートテープの発売に伴い、超結界機器用と、自分のipodを引っ張り出してきてゴソゴソ聴き比べしてみました。スタッフの特権を使って、ricoさんにテレ・サテンのお布団(袋状)も作ってもらって…ふっふっふ…(^^ゞ
 
おお…10年くらい前のipodとiphone並べると、月日の流れを感じますね〜。
 
1:ipod+ipod付随イヤホン
ガシャガシャゴシャゴシャ
うへぁ!
なんという薄っぺらい音!!すかすかのぺらぺらやぁ〜(泣)
おもちゃだこれ!
歌ってる人2次元。
1曲もまともに聞けない、15秒で忍耐の限界くらい。
こんなん聞いてたら頭汚染されそう。
あまりのノイジーさに腹立たてて、真っ二つにぶち壊したくなるレベル。
 
2:ipod+myイヤホンにQシートテープ
カシャカシャカシャカシャ
おっ、マシになりましたなぁ。
ボワンボワンだったのがちょっと引き締まった感じ。
でもまだまだ薄っぺらい。
2次元の歌ってる人を、二枚重ねして
なんとか立体感だそうとしてるかんじ。
  
 
 
3:ipodに超結界機器用+myイヤホンにQシートテープ
…シャカシャカシャカシャカ…
おおっ!生身っぽくなった!!
2からの変化が激しくて、鳥肌がたちました。
ボーカル語尾の「th」とか抜ける音が聞こえるように。
そして色気が。聞こえなかったバックコーラスや、だんごになってたドラムの太鼓1つずつの違いが分かります。
ああ〜、そんな風に後ろでギターはメロディ弾いてたのね…ドラム太鼓それぞれの筒の奥行きを、サイズ差を感じます。
一曲最後まで聞けるけれど、それでもまだちょっとストレス。
 
4:ipodに超結界機器用+myイヤホンにQシートテープ+袋状テレ・サテン
…ショコショコショコショコ…
?!!
出だしで「!?」となります。
1〜3までの変化とは違う方向の変化みたい。
滲んでた色が、すわっ、と立ち上がったみたい。
つまりタイトに。
でも身はしっかり。
滲んでた色…つまり音は、なんだか凄く微細なものだったみたい…3でピントがほんの少し合ってなかったのが、ピタっと合う感じ。
「th」の抜ける音の余韻が…余韻が…。歌の合間の「…ah…」「oh…」とか吐息も聞こえ、それに色が付いているのまで見えます。囁きに込められた想いがやっと汲み取れはじめる感じ…
ボーカルの色気が、体温でそっと、ほのかに匂い気配がみえはじめた…?
でも、ううん、手は届かない感じ…もっと、もっと近くに来て欲しい、それを味わいたいのに…!
 
 
聴き比べ:まとめ
面白かったのは聞いていて自分の体が1>2>3>4の順で背中の強張りが解けていくことでした。
あと、3で胸がすうっとして、4ではそのすうっの爽やかさが増したこと。
1なんか聞いてるだけで身体はガッチガチ、物凄くイライラして「ウガー!」って自他共に認める「のほほん」のこの私でも、破壊行動に駆られそうになるくらい。
そりゃぁ、世間一般的のイヤホンかけたセンシティブな若者が、背中丸めて苛々と「ばっきゃろー!みんなぶっこわしたる」みたいな気分になるのもしゃぁないなー、と、しみじみ思いました(苦笑)
あと、自分の曲をパタパタ変更する癖は、気分が変わるせいだと思って居たんだけど、実は一曲最後まで聴くのが耐えられないせいだということが今回の聴き比べで分かりました。
120以上のAudioシステムで聞いてると、そんなこと全くしないんだもの。
 そうだよ、だから聞かなくなってたんだった…ipod…としみじみ眺めてしまいました。

 

 

今回一番心動かされた事は「もっと豊かな世界が、手を伸ばせば、すぐ届く処にあるんだ」というのが分かった事。

これってなんていうか…胸の奥のほうがうずうず、ワクワク、します、ね。
もっと先の世界がすぐそこにあるのがわかると、じっとして居られなくなる感じです。