【要石25 機器用/SP用】音が揺らいでいないことに気がついた

要石25機器用(RCA)

投稿者:tsuna@神奈川さん
製品名:要石25 機器用・SP用(ともに販売終了)
*現在はバージョンアップした「要石125」を販売中です


お久しぶりです.
アメリカ・横浜・埼玉・栃木と10年ほど彷徨いながらもGe3化で楽しくオーディオいじりをしておりましたが,一年ほど前に生活が変わってしまい,機器さえ並べられず音無し生活が続いていました.

復活のきっかけは昨年PCを更新したときに,Linuxを使ってみようと思ったことでした.
10年以上前に RedHatで七転八倒したあげくに挫折したのですが,今はubuntuなどがWindowsと同じくらい簡単にインストール出来てしまうのですね.
ubuntuで,以前取り込んであった WAVファイルを何気なくクリックして出てきた音に衝撃を受けたのでした.
Windows ってゴミ?

半年ほど悩んだ末に,デジタルソースもちょっとやってみることにしました.
アメリカ生活をしていた頃に,たまたま買ってあったヘッドフォンを活かしてみようと,デジタル入門編としては高価でありますが,一通りの入力があって遊べそうなので,SENNHEISERのヘッドフォンアンプを購入しました.

そんな最中に要石バージョンアップのことを知りましたので,このような構成でのレポートになりました.

PC:Lenovo T440p;SSDに換装/ubuntu studio 14.04/Windows7
Headphone AMP:SENNHEISER HDVD 800;USB 接続
Headphone:SENNHESER HD650;バランス接続
・テーブル上ですが大地4(販売終了)に乗せました.

HDVD 800ですが,バランス駆動ができるということで,バランスケーブルも購入してみたのですが,これは素晴らしかったです.
銀蛇を初めて使ったときに,音と音の隙間が見える,と思ったものですが,似たような違いがあり,アンバランスには戻れません.
ただ,いくらなんでも20万円を越えるのはいただけません.
半額なら激押しするのですが,今の生活にはとても助かっています.
自分のスペースが全く無いんで.

 
2014/06/07
バージョンアップの「要石25」が到着.
SENNHEISER HDVD 800 で「要石25機器用」を試してみた.
つないで即音出しをしたら,よろめいていた.(^-^;;

数時間経過して,ゆっくり聴いてみると,今までに聴いたことの無いような音の変わり方をしていた.
解像感が高く,ボーカルや楽器がすっと佇んでいるのが分かる.
エコーが驚くほど長く聞こえる.
恐ろしく空間が広く感じられるので,聞き方によっては寂しくさえ感じられます.

一日たってヘッドフォンでここまで音楽が聴けるのだと関心をしました.
せいぜい一時間でいやになってくるのが常だが,ついつい音楽を聴き続けてしまいます.
ある曲を聴いていて,音が揺らいでいないことに気がつきました.
いつもボーカルや楽器が混ざり,全体がもやっとするところが,気にならなかったのです.
歌声は歌声として,楽器は楽器として聞こえたのでした.

今まで何を聴いていたんだ?
写真で言えば,ブレた写真を見て,まともだと思い込んでいたのではないか.
これまでブレた音しか聴いていなかったので,すっきりと安定した音を聴いて寂しいと思ったような気がしました.

 
2014/06/09
「要石25 SP 用」を HDVD 800 につなげてみた.
とりあえずバランス端子ですが各チャンネル一つずつ.
電気回路として考えるとおかしいのかもしれない.
片チャンネルに「要石25 SP 用」を直列に二個使って,中点を接地するべきなのかもしれない.
まあ,端子にハンダ付けするのも大変なので一度これで聴いてみる.

これは驚いた.全く別物に化けた.音が厚く豊かだ.
エコーが更に長く聞こえて空間を意識させるが,元の音とエコーが綺麗につながって聞こえてきた.
ドラムの皮の張りやベースの弦の響きがよくわかる.
今まで隠れていた音が更に出てくるような印象.
ちょっと驚くのはボーカルが聞きやすいことだ.
語りかけられているように言葉が聞こえる.

なにより音が温かい.これは良い.
聴いていると体さえ温かくなるようだ.
古い録音のジャズがいままでどこかザラザラした感じで聞けなかったものが楽しく聞ける.
エラ・フィッツジェラルドとかルイ・アームストロングとかが良いな~.
へんちくりんだと思っていたグレン・ミラーやベニー・グッドマンも楽しく聞けてしまいます.
まさかヘッドフォンでここまで音楽を楽しめるとは思っていませんでした.

 
実は現在に至るまで,おかしいのかも?と思った「要石25 SP 用」の接続は直していません.
やはりバランス駆動なら片chに二個使いですかね.
もし今より更に良いとなると,ヘッドフォンに「要石25」が5個も必要になってしまい,怖くて出来ないです.(o_ _)o ごめんなさい

そうでなくても問題児は増えており,テレビやブルーレイ・レコーダーが「要石25機器用」は絶対に自分のものだから離さないと言っているのです.
まあ,画面を見たら諦めるしないですよね.綺麗ですもの.

素晴らしい製品をありがとうございました.

* 現在はバージョンアップした「大地7」を販売中です。


◆スタッフコメント

きさ@Ge3です。

僕も今年の輸入オーディオ ショウで初めてバランス入力のヘッドフォンを聞きました。
驚きましたw。
確かに音の揺れとか混濁感が全く無くて実にスッキリした音でした。
あれはSENNHEISERだったのか?
良く覚えていませんが、写真を求めてググルと似ていますね。
アノ音だと驚かれるのも無理ないですw。

今、フルレンジとSWを上手く使うと、そのレベルの音が再生できる時代になって来た気がします。
いづれ、環境が整えたらSPにも挑戦してください。

P.S.
>Windowsはゴミ?・・・
間違いないですね。
4万円台のAV AMPでのNetAudioに比べてもUbuntuもAppleも全てのPC Audioはゴミですよ。
機器に内蔵されたNetPlayerを聞くと速攻で判りますよ。

1 thoughts on “【要石25 機器用/SP用】音が揺らいでいないことに気がついた

  1. きささん、オーディオショウで聴いたのはBeyerdynamicのT-1を、B.M.Cの開発者がバランス入力に改造したものでしたよ。

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