投稿者:ゆき@長野さん
使用製品:石鹸ポン (2025年5月)
・積み重ね結果から自分の役割が見えた気がする。
今年に入ってから、沢山の応援や示唆が来た事柄の中に、味噌や醤油の手作り、畑などがあった。
今年でなくてもとか、もう少し先延ばしにしてもという考えが浮かばなかった訳ではないのだけど、何かどうしても今動かなければ、という気持ちも湧いてきて実際にやってみた。
どれも一回やってそれきりという事柄ではないので、一旦始めると、習慣や過ごし方が変わり、我が家にはとても良い影響を与えてくれたと思う。
特に畑は、出不精で電子機器に触りっぱなしになりがちだった夫を変えつつある。
最初に畑を借りて野菜を植え始めたのは私だったが、今は夫が主となっている。
水やり、苗や種選び、植え付けや畝作りなどで週末も出かけ、心身ともに生き生きとし始めた。
子どもも付いていくので、子どもの習慣や環境も変わったし、夫と子どもの会話の内容も変わった。
ベランダでも苗を育てたりするので、ベランダにも緑が増え、食卓に少しずつ収穫した野菜が上がるようになり、子どもも好奇心を持って見るようになった。
夫は以前、知人から、頭が疲れているから時々は「きれいだなあ」という感じでぼーっと空を眺めたりするといいよ、とアドバイスをもらったが、なかなかそういったことを習慣にできていなかった。
でも畑に通い始めてからは、天気、気温、土の渇きを五感で感じたり、水やりが疎かになって苗が萎れたりすると、余裕のなかった自分の調子を省みたりするようになったと思う。
芽が出たことを喜んだり、野菜の成長を待ち遠しく思ったりといった、心で感じる機会が出来、大変良い変化だなあと思っている。
味噌と醤油を仕込んだ時期には、子どもがちょうど学校でパン生地の発酵に取り組んでいたので、パンの天然酵母作りにも話が広がり、家と学校の勉強が繋がって興味深かった。
味噌も醤油も畑も、うちの場合は単に個人の趣味なので、出来上がりがどうなるか分からない事も含め、先の季節を待つ楽しみができ、ワクワクして良いものだなあと感じている。
はっきりとは分からないが、こういった変化のきっかけ作りが私の役割ではあったのかなあと、半年ほど続けてみて思っている。
自分も家族も形だけこなすのではなく、日々のことに心が込もってきたように思う。
メッセージに引っ張ってもらえて本当に良かったと感謝している。
・世の中の変化について
ジャーナリストのナオミ・クラインさんが提唱した「ショック・ドクトリン」(政府や多国籍企業、国際機関などにとって、大惨事⦅ショック⦆は民衆を思いのままに支配する政策⦅ドクトリン⦆を実行に移す、絶好のチャンスである)という考え方をときどき思い出す。
過日、この言葉をネットで検索して偶々ヒットしたのが「100分de名著」(NHK)の堤未果さんのページで、これが示唆のようだった。
また、これは6月に入ってしまうが、たまたま見ていた経済学者 ジャック・アタリさんの6月5日 “A brief reflection on a serious subject.”と題されたブログ(5月27日にフランスの下院で可決された法案に関する考えを書いたもののようだった)が、示唆のようだった。
(この二件の内容詳細は、ここには書き切れないので省く。興味を持たれた方はwebをご覧になると良いと思う。)
前述の二件の示唆があった頃、子どもの宿題に国語の教科書の音読があった。
それにも示唆があった。以下のこと。
*わたしたちは、知らず知らずのうちに、「見立てる」という行為をしている。
ここでいう「見立てる」とは、あるものを別のものとして見るということである。
たがいに関係のない二つを結びつけるとき、そこには想像力が働いている。
(野口廣さんの「見立てる」の一節を抜粋。)
*知らない言葉に出会ったとき、あなたはどうしますか。
国語辞典を引いたり、人にきいたりするでしょう。
そして、「言葉の意味が分かった。」と思うかもしれません。
しかし、このとき本当に言葉の意味が分かったのでしょうか。
「言葉の意味が分かる」ことは、あなたが思う以上におく深いことです。
なぜなら、言葉の意味には広がりがあるからです。
このことを知っておくことは、言葉を学ぶときに役立ち、ふだん使っている言葉やものの見方を見直すことにもつながります。
(今井むつみさんの「言葉の意味が分かること」の一節を抜粋。)
個人的な感覚だが、長期間に渡ってマイナス情報が増えていて、以前ほどいろんな情報を結びつけて発想する・想像する・考えるということが不得手になってきているように感じる。
以前より結び付けられる情報が狭い範囲の少ない情報になっているようにも感じていて、自分自身のそれを改善したいと思っている。
また、人と話していると、こういった傾向は私だけのものではなくて、家族を含めどの人にも見られるように感じる。
人の命や権利に関わることなど、頭を働かせ、自分で調べたり考えることを大切にしたいと改めて思った。
こういった方面に目を向けさせてくれたメッセージに感謝している。
引き続きガードを高めに、自分を大事にして、色んなことの積み重ねを地道に続けて行こうと思う。
今月もおおきに。