アシストモーター電源ラインへ(神奈川県 綱さん)

 ホンダのインサイトですが,とにかく「アシスト用モーターに雷智3がどんな効果を現すか」にとても興味がありました.

新速瀬を投入してあまりに滑らかに走行するようになって,走りに不足はないのですが,スムーズ過ぎて物足りないような気もしています.グイッと力強い走りも期待しているんですよね〜.(^-^;;贅沢?

ボンネットフードをあけると,まー狭苦しいエンジンルームです.(写真:上)
左寄りにエンジン本体があるので,右のエアフィルターの箱やその右のやたら大きい+電極カバーを付けた小さめの(普通の)バッテリーの下辺りがトランスミッション(CVT)で,その間にアシスト用モーターが挟まっています.エンジンと一体ですが.

バッテリーの後ろへ回り込むと(写真:左下)怪しいオレンジ色のカバーのついたケーブルがありますね.これがアシスト用電源ラインです.
更に奥を覗き込むとバルクヘッドを通って車室へ向かっています.
この辺に雷智3を付けられそうです.

きささんにモーターの近くに付けなさいと教えていただいています.
モーター用のバッテリーは後ろの車輪の間.荷室の床下にあるハズ.(^-^;;見てない
モーターのそばだと123P,バッテリーの近くだと121Pの Ge3値だそうです.

実はこのオレンジのカバーの中には通常用バッテリーの線もまとめて車室の方へ行っているのがちょっと気になっています.
調べてみるとアシストモーター用の三相線と後部のアシスト用バッテリーから DC-DCコンバーターを通って通常バッテリーの充電用ラインが一緒に通っています.
普通のACG (発電機)が無い訳ですね.アシスト用モーターがACG の代わりもするということです.

まあ細かいことは気にしないでとにかく雷智3を巻いてみましょうと最初に狙いを付けた部分へ取り付けて,遮熱シートを上から巻いておきました.

熱くてダメになるとか思ったわけではなく,汚したくないなと考えただけです.

さあ,走ってみましょう!あれ?あれ??あれれ??どうしたんだこれは!?
モーターのアシストが明らかに強くなって今までと同じようにアクセルを操作すると飛び出し気味になってしまいます〜.

アイドルストップした後にエンジンを再始動するのは通常のスターターモーターではなく,クランクに直結されたアシストモーターです.この時の振動も少し大きくなったかもしれません.
アシスト用モーターは電源ラインの雷智3に結構反応してますね.

走りは・・・なんだか少し乱暴になっちゃいました〜.(^-^;;嫌いじゃないけど
停止から走り始めの低速でエンジンのトルクとモーターのトルクが上手く合わず,モーターの方が勝ってしまってぎくしゃくする感じです.
モーターの反応が速くなった感じなので,慣れれば良いかもしれません.

実は区間燃費がかなり良くなっているのです.
690Km 走ったところで,給油をして満タン法で燃費を計算したら19.8Km/Lでした.
車についているトリップメーターに連動している燃費計では19.9Km/L.まあ不当な数値を示しているわけではなさそう.
そこで雷智3装着.その後180Km 走ったところで燃費計は22.8Km/Lを表示.
雷智のお陰?走り方が変わった?燃費はもう少し様子を見ないと分かりませんね.

10日間 300Kmほど走って一度雷智3を外してみました.
確かに力強くはなるのですが,モーターが回転するときの振動が大きくなっているのが気になったのです.まだ雷智3は綺麗なままですね.(写真)

そこで取り外して走ってみると・・・.
なんだこりゃー,力がないだけではなく,細かい振動が!

4日ほどでまた付けました.分かりました.モーターの振動の仕方が違うみたい.
雷智3が無いとモーター作動中の幾分周波数が高い細かい振動が気になります.
雷智3を付けると細かい振動は影を潜めて,モーターの作動は滑らかで力強くなるのですが,モーターがエンジンを揺するような感じになるのです.

雷智3を付けるとたまに揺すられるけど付けないと力もないし・・・なんせオーディオの音が全然違うんです.(爆)
通常バッテリー充電ラインにも雷智3が巻き付いてしまうからでしょうか.
モーターによる走りの向上に相当期待していたのですが,音の方がとんでもなく変わるのでした.(^-^;;よくわからん

かなりこぢんまりと,くすんだような音を出していたのが一気にはじけます.
さわやかな広がりのある綺麗な音場になりましたよ.