Ge3ユーザーの中には、今からアナログを楽しもうと思う人が居られるみたいだ。
そもそもアナログ未体験の方も多く、覚書程度の勝手なメモだと思って欲しい。
まず必要なのがプレーヤだ。
プレーヤーには駆動方式の違いでダイレクトドライブ式(DD)やベルトドライブ式(BD)、糸ドライブ式などがある。
Ge3の勝手な断言だが、
性能的に、 DD>BD>糸ドライブ の順で良くなる。
俄かには信じられないかも知れないが、最終的には糸ドライブの圧勝なのだ。
圧倒的に静かで品の良いのだ。
その差は話にならない程で、より厳しく言うと、この差は昭和のシステムでは聞こえないかも知れない。
我が駄耳ではCDからNetPlayerを体験し、各種Ge3チューンも進めて、
やっと聞こえるようになったと思うのである。
CDからNetPlayerの体験が無かったら、多分 聞こえていないと思う。
昭和の高級システムでは、聞こえないだろう。
昭和のシステムでも、超弩級クラスは聞こえるのかも知れない。
昔から、糸ドライブの音の良さは伝説なのだw。
ターンテーブル
下記のように色々な方式があり、その違いは駆動の方法だ。
単純に定速で回っているだけなのだけど、音楽を再生すると圧倒的な差があるのだ。
初めは信じられなかったが、如何ともし難い差があるとしか言えない。
それらの理由は不明だ。トルクの変動だと想像しているが、それがどんな影響を与えているかは全く判らない。
駆動方式ごとの性能を調べて見ると・・・
駆動方式 | 回転性能のGe3値 | 音楽性のGe3値 |
ダイレクトドライブ式 | 123p | 91p |
ベルトドライブ式 | 121p | 119p |
糸ドライブ式 | 118p | 124p |
■ ダイレクトドライブ式(DD)
■ ベルトドライブ式(BD)
■ 糸ドライブ式
ベルトドライブ式と違うのは、ベルト(ゴム製が多い)で回すか、糸で回すかの違いだけだ。
なので、難しい気もするが、工夫次第では糸ドライブに改造することも出来るかもしれない。
勝手に思うだけなのだが・・・
問題はここでも昭和の知識が都市伝説化していて邪魔をする訳だ。
都市伝説 その1 「ターンテーブルは重い方が良い」
この思い込みは本当に強くて参ってしまうw。
フライホール効果を期待してのコトだと思うが、モノには適当と言うモノがあって、
重い過ぎると軸受が傷むだけだ。
都市伝説 その2 「軸受には高級ベアリング!」
昭和の「Japan as Number One」の影響ですかね?
工業製品のベアリングよりも、精度の高い砲金製の軸受の方が音的には圧倒的に良い。
とにかく静かです。
ベアリングも静かだが、ゴロゴロ感を感んじてしまうのですw。
軸受はベアリング無しの砲金製で決まりだと思う。
都市伝説 その3 「何かと鹿皮を使ってしまう」
兎に角、鹿皮はいけません。
鹿は音楽が嫌いみたいです。
その点、うさぎは音楽が好きみたいですw。(爆)
弾性係のモノを使っては駄目です。インシュレータも同じです。
ターンテーブルには厚めの和紙などがお勧めです。
鹿皮はいけませんね。
都市伝説 その4 「駆動用の糸に新素材を使う」
糸ドライブの駆動用の糸は絹糸に限ります。
それも細い絹糸です。
出来るなら、野生の蚕の絹糸が良いですね。
新素材は耐久性は良いのですが、音は気持ち悪いです。
カートリッジ
現在販売されているのはMM式とMC式のカートリッジが殆どだ。
その中で、また違う方式と主張するモノがあるが、まぁ同じものだ。
要点は磁界中でコイルが動くのか、コイルの側で磁界が動くかの違いだ。
MM型とMC型ではどちらがお勧めか?
カートリッジを購入する時には必ず迷う問題だ。
昔のマニアはカートリッジを幾つも持っていて、
曲で変えたりして楽しんでいた訳だが、
最近はカートリッジが高くなり過ぎて、そうも行かない。
で、お勧めを単純に言い切ってしまうと、
可能ならMC型を購入することをお勧めしたい。
磁界の中をコイルが動くのとコイルの側を磁界が動くのは、
どちらの方が、より音楽的で安定した仕組みなのだろうか?
この違いは、次の2つの例で想像できないかなぁ〜
1.丘に固定された風力発電
2.クルマに風車を載せて高速道路を走る風力発電
この違いは、先のMM型とMC型との違いに似ていると思うのだが、どうだろう?
この2つの発電方式でどちらが、静かで安定しているか?、どちらが効率的か?
つまり「どちらが音楽再生に向いているのか?」は簡単な話だと思うのだけど・・・
代表的なカートリッジの写真を挙げておく。
■ MC型 DENON DL-103
■ MM型 SHURE M97xE