「ほぼ満足しているが、高域が荒いのが気になる」と云うメールを頂いた。
写真を見せてもらうと、古いJBLで音も良さげで、Ge3値も悪く無い。
でもツイータの音響レンズが気になった。
昔、流行ったギザギザのヤツだ。
そこで音響レンズは本当に良いのか?
40年ぶりにゲゲゲ的に考えてみた。
Ge3値が100pのツイータに音響レンズを装着した場合を想定して調べてみた。
音響レンズ 無し | 100.0p |
音響レンズ 有り | 97.5p |
原理は色々あるが、無理矢理音を拡散させて球面波の様に見せている。
一応、音道の長さを調整したりして時間を合わせているみたいだが、
何だかんだと言ってみても反射や隙間を抜けて来た音を聞いている訳だ。
波形が変わる可能性が高い気がする。
Ge3値を観る限り、音響レンズは外した方がオーディオ的には良い。
近くで聴く人はリスニング・ポイントが狭くなる可能性があるが、
自分の方に向ければOKだ。
大人数で聴く場合は難しいかも知れない。^^;
でも、せっかく良いドライバーを使ってる訳だから、
セクトラルホーンを使いましょう。
一方、音を拡散する方法として利用されて来たのがホーンだ。
ホーンと音響レンズの違いも調べてみた。
同じくドライバーの性能は100pと想定した。
パワー感 | 周波数 | 位相 | 精細感 | |
ホーン | 113.3p | 100.0p | 100.0p | 98.5p |
音響レンズ | 86.8p | 88.5p | 89.3p | 85.8p |
直接音を聴くホーンとは違って、
音響レンズは、物陰から聴いている事になってしまう。^^;
誰がこんなのを考え出したのだろうか?
ホーンの長さが不便だったのかも知れない。
調べていると、面白い記事を見つけた。
オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう。
288物語、妄想編2
https://blog.goo.ne.jp/8417chiharu/e/31966a85863a3a7bcf372a1e7631c742
似たような事を考える人がいるモノだ。