音と情報 その4
低域再生能力のGe3値が高い機器
低域の再生能力に関しては、従来とは違う観点で調べ直す必要がある様だ。
知っているAMPを片っ端から調べたが、全滅だった。
僕が集めて来たAMPは、低域再生能力に関しては無駄だった。
良くて、せいぜい80p止の再生能力なので、
どのAMPを使っても McIntosh XR290 を鳴らす事は出来なかった訳だ。
そもそも出力の大きさは低音の再生能力には関係無かった。
トランスの大きさも、コンデンサーの大きさでも無い、
回路でも、メーカーとも違う。
何が、低音再生能力の理由なのだろう?
皆目判らないので、片っ端から低域再生能力のGe3値が高そうなAMPを調べた。
そして、やっとドイツ製のこのAMPを見つけた。
thomann S-75mk2
このメーカのAMPは総じて低域再生能力のGe3値が高い。
中でも、この S-75mk2 は特に高く 96.7p もある。
市販のAMPでは特例と言える数値だ。
特にセレンを使う訳でも無い。
現代的な作り方で、低域再生能力を得ているのだ。
回路でも無く、部品でも無く、設計者でも無い。
何か判らなが、低域再生能力が高いのだ。
訳が判らないままだが、引き続き調べる事とする。
ADAM AUDIO SUB10 MarkII
次に見つけたのは、ADAM AUDIO というメーカーのサブウーファーだ。
thomann と同じドイツのメーカーだ。
スタジオ用モニター用のパワードのサブウーファーだ。
この製品の低域再生能力のGe3値が高い。
122.8pもあるのだw
このメーカーのSPも総じてGe3値が高い製品が多い。
サブウーファー意外にも素晴らしい製品みたいだ。
Ge3で最近言っている面波動に優れている様に思える。
* サービスエリアGe3値とは、対応する部屋の大きさで、
下記の様な違いがある。
120p | 18畳 |
123p | 38畳 |
125p | 56畳 |
ちなみに、McIntosh XR290-01 + 市野式IC AMP で鳴らした時のGe3値も調べてみた。
低域再生能力のGe3値は、119.5p だ。
まぁまぁと言うレベルではある。
このレベルの再生が出来ると、猫は逃げ出すと思うよ。
低域再生能力のGe3値は、119.5pなんですと。
ADAM AUDIO SUB10 MarkIIの凄さが分かるね。
ここで言っている、低域再生能力のGe3値という特性は、
これまでの周波数特性などでは示せなかった特性なのだと思う。
つまり、我わがまだ知らない情報が、音に含まれている可能性があると言うことだ。
昔、周波数特性を平らにしたがるメーカーの人と話した事がある。
ガタガタの波形でも妙にリアルがSPがあるけど・・・
あまり意味があるようには思えないが、どうなの? って話だった。
やっと、その議論出来るような気がする。
なかなか良いぞ!