■ きさの勝手に診断 Mさん@愛知さんの場合
TANNOY System 15ですかね。
SPの状態は良好です。
工場出荷時の97%は出ているので問題ないと思うのですが、
ゲゲゲ的には、そもそも問題多ありです。
潜在的な性能が120pもあるのに、現状は116pなんていけませんねぇ〜(爆)
サイズは幅550×高さ840×奥行440mmで、大きいです。
「大地6」を2枚も使うのは勿体無いので、「大地F」ですかね。
「大地F・細」なんてのがあれば良いですね。
● ユニットのチューン
背中にマスダンパーを付けなくては駄目ですね。
やはり付けないと出るものも出で来ません。
このユニットには「茅蜩・鼓粒」が5個が適正でしょう。
コーン紙には「黒アゲハ」での補強は不要です。
すでにメーカーさんが補強を入れています。
コーン紙の補強をしているのはTnnoyと米ビクター位だと思いますが、そのセンスは凄いですね。
でもツイータは違います。「琴引」が効きます。
補強するとマリア・カラスの絶叫でも振動板がめげません。
逆にカラスが可愛らしく聞こえます。(爆)
個人的には、あらゆるホーン・ユニットには「琴引」は必須だと考えています。
最新もモノでも、強度はあっても共振からは逃れられては居ません。
タンノイのユニットの構造はこの様になっています。
この写真は僕のTannoyでM@愛知さんのユニットではありませんが、
マグネットを外すと振動板が外せます。
青Qを塗っているところが時代を感じます。
これは2インチの振動板ですね。
振動板の内側に「琴引」をウルトラマン貼します。
「琴引」の貼り方はアバウトですが、振動板は慎重に戻してください。
振動板の位置合わせは非常に微妙ですが、手で出来ない程でもありません。
エッジが擦れない位置に慎重に位置合わせをすればOKです。
下はこれはJBLの5インチ振動板に「琴引」を貼った写真です。
音は全然違います。「そら、変わるよ!」じゃなくて、
明らかに「良く」なりましたw。
この様に最新の振動板でも「琴引」は必要です。
● SP台のチューン
これがSP台の写真ですね。
SP台としての性能が120pは欲しいのですが、現状110pです。
これを詳細に調た写真がコレ・・・
Ge3的に重要だと考えている音速やインパルス特性などで調べると・・・
● 現在の金属製のSP台
100Hz | 20Hz | |
サインカーブ | 124p | 126p |
インパルス | 120p | 109p |
音速 | 73p | 73p |
● 杉の柱材でのSP台
100Hz | 20Hz | |
サインカーブ | 125p | 125p |
インパルス | 123p | 123p |
音速 | 126p | 126p |
黒砂糖やアルミパイプを使ってSP台をチューンすることも考えましたが、
これらの数値を見ると、所詮 小細工みたいですね。
ここはキッパリ諦めて、杉の柱材を利用したSP台への移行をお薦めします。
下の写真は、それらの参考にしてください。