ユーザレビュー

邪魔な振動がなくなり朗々と鳴る(riverfield@熊本さん)

AC/DCケーブルの『あかん』化と『要石25あかんLAN』によって
飛躍的な進歩を遂げた(と思う)わがシステムですが、
そうなるとスピーカーの足元が『公開版大地』ではちょっと気になって仕方なかった訳です。
なぜなら公開版の接着面の処置が悪く、所々鉄板が浮いてきた状態。
自分なりに出来る限りの処置はしましたが、影響が出ているのは確からしい。
そんな中、少し前のキャンペーンで『大地F(販売終了)』と『雲泥うす』をセットで入手しました。

大地F

到着した『大地F』は自分の公開版よりずっと薄く、
表面の鏡面仕上げがとても高級な品があります。
もちろんスピーカの足元に使用するのですが、そうすると当然公開版が2枚余ります。
暫くの構想ののちレイアウトから変えることにしました。

それまではスペースの問題で、電源類を狭いラックの最上段に、
NASとプレーヤーを2段目にぎゅうぎゅう詰めにしていたのが気になっていました。
さらに、『竜巻5号』は最大容量600Lなのにスピーカー周りでは150L×2セットと、
もったいない使い方でした。

床に公開版大地で電源類をまとめ、
ラックの上段、2段目にプレーヤー、NASをそれぞれ余裕を持って配置し、
『竜巻5号』は2セットとしてそれぞれ500L程度に納めることが出来ました。
以前きささんが「公開版とGe3値は同じでも使い勝手がなぜかいい」と
『大地F』を評しておられましたが、
こういうインスピレーションを貰ったのも使い勝手のよさなのでしょうね。

この数ヶ月、『市野式ネットワークプレーヤー』のトラブルに見舞われたり、
エアコンの無い部屋なので猛暑に悩まされたり。
トレーニングにはちょっと時間が掛りました。

結論から言うと床に干渉されていた振動が見事にターミネートされ、
椅子に伝わる振動が床からではなく空気の振動として伝わってくるのが分かります。
スピーカーも邪魔な振動がなくなり振動板そのものの音だけで朗々と鳴り、音場を作ります。
キレと迫力の低音ですが以前より低周波数が出ているのではないかと感じます。
それは気配のような音です。
やっぱり自前の『公開版大地』より性能が一段も二段も上です。

レイアウト変更のおかげか、全ての機器が『竜巻5号』の結界内で性能を発揮していると思います。
音源のピュアさがこれまで無いほど向上し、スピーカーの足元のチューンアップとの相乗効果で
より生音に近づいたのではないかと自負しています。
フルオーケストラでは無理ですが、小編成なら楽器1つ1つを数えられる解像度で、
それぞれの楽器が生き物のように音楽を主張している、
その背後で演奏している人間の意図を感じます。
逆にオーケストラでは指揮者がどんな響きを意図しているのかが分かるようです。
また、音のエネルギーはすごいのに、音場には静けさを感じます。

さらにこれは余談です。
自分には大音量で鳴っているようですが、戸外への音漏れは少ないです。
実際、戸外に出て確かめています。
それなのに階下の生活音が聞こえたり、戸外の話し声が聞こえるのです。

『大地F』は生産中止とのこと、
自分はどういう訳か生産中止の機器のラストユーザーになることが多いです。
だからレビューは『大地F』をこれから買いたいという人には意味がないかもしれません。
しかし、自分のシステムは『大地F』だけではありません。
Ge3製品でまとめています。
今が自負できる状態とすると、
全てのGe3チューンの方向性が間違っていないということの証になると思います。
こんな素晴らしい世界に導いてくれたGe3さんには感謝しています。