茅蜩に関しては、Ge3では以前から販売していたようですが、私は正直いって関心がなかったので、詳しい製品情報をみませんでした。
しかし、あるときひょんな事からこの茅蜩をホームページでみました。
写真と施工方法を見て、ヒビッときました。
非常に理屈にかなっている商品ではないですか!!
早速ゲゲゲの掲示板をみると、あるではないですか!
しかし、書いてある内容をみてもあまり信じられませんでした。
とりあえずワンセットを購入してみようと思いました。
しかし、開発者のきささんからメールがあり、"付けに行きます!気に入らなかったらはずしてください。"といこと。
相当の自信ありとみました。私も構造的に納得していましたのでフルセットを購入するつもりでしたので、快く受け入れました。
きささんご一行が来られる2日前、やっとの思いで音出しをしました。
その音は、ネットワークやセーム革を変え、見違えるように良くなっていましたが
まだまだという印象でした。
情報量も欲しい情報がもう一歩、定位やバランス、奥行き表現などはまだまだというところです。
パールさん、AFさんにお手伝いいただき、茅蜩を方チャンネル12セットトータル24セットをスピーカーに施工しました。
さあ、音出しです。
音が出た瞬間、ビックリしました。まず、音がシャープになり、定位もキチッと出るようになりました。1番驚いたのは、床への振動が激減したことです。
まだ、インシュレーターなどの追い込みをしていない状態でしたので床の振動はしょうがないと思っていたのですが、対策がうまくいったとき以上に振動が減っています。振動=音楽信号というケースが多いのでこのことにより、情報量が格段に増えていきました。
最初は多少低音が不足していると思いましたが、30分、一時間とききこむにつれ、バランスの良い良質の低音が再現されました。
きささんが持参したフラメンコのCDを聴いた時、どこからともなく凄い低音が出てきたときには驚きました。
低音の改善と、ドライバーへの茅蜩の施工により高域もシャープになり、"ツイーターは必要ない!"と思えるほどに。
満足した音に一瞬にして変って、感動していると"機器にもやってみましょう"とのこと。
私の手持ちの機種でできるものはD/Aコンバータくらいでしょうか?
(アンプやCDプレーヤーもポイントを見つければできるかも??)
ここの入力端子と出力端子の上部のシャーシーに茅蜩を装着!
きささん曰く"ここに効くんですよ"とのこと。
しかし、私としては半信半疑?!
え、一体どうしてここに・・・という印象でした。
しかし、貼った後に効いた音は、これまた激変!
音が飛んでくるようになり、情報量も格段にアップ。
いやはや、やられっぱなしです。参りました m(_ _)m
私としては"剣山""玉砂利""十円玉""クライオ処理"と定番の振動処理グッツをテクニックとして持っていますが、新しい定番の振動処理グッヅとしてこの"茅蜩"を定番グッツに加えたいと思います。
"スピーカーフレームの振動処理""シャーシー自体の振動処理"という新しい分野の対策として、今後も活用してゆきたいと思います。
しかし、眼からウロコの大発見ですね、茅蜩は・・・
普通、茅蜩を付けると4日は音が安定せず、特に低音はどこかへ行ってしまうモノなんですが、JBLのS−9500は茅蜩を家来と思ったらしく、ここぞとばかりに激しくこき使って、1時間足らずの間に茅蜩をすっかり自分のものとしてしまいました。
その後の9500の音は、ただただ使いにくい偏屈なビンテージSPではありません。
いやはや、もの凄いパワーを秘めたSPシステムなんだとつくづく実感した次第です。m(_ _)m <きさ>