投稿者:DIA_1st@埼玉さん
使用製品:雷智F3(販売終了)
*現在は後継商品の「雷智9・3」を販売中です
10MHzルビジウムクロックゼネレータに使用しました。
雷智F3 3個をパラレルに電源ケーブルに巻きつけました。
何でクロックなのか。
実はこのクロックで稼働する機器が2台あります。
そこで、影響が大きいクロックに導入しました。
2台の機器のシステムクロック自体が10MHzで動くのでクロックの良し悪しに音が左右されます。
後からPLL(周波数や位相のズレのない信号を生成する回路技術。)で無理やり同期させることはやっていません。
従って、ミュージックサーバとDDコンバータの間では同期させていません。
つまり非同期システムとなります。
ところが非同期のはずなのに、ミュージックサーバのクロックを水晶にするか、ルビジウムにするかで音が大きく異なります。
理論だけではかたづけられない世界があるようです。
クロックの精度で音が変わることは理論通りですが、非同期に作られた機器で入力クロックの影響を受けない様に作られた機器(DDコンバータ)なのに入力クロックの精度が音に影響する部分が理論通りでないところとなります。
クロックの話は難しいです。
10MHzルビジウムクロックゼネレータの電源ケーブル、なるべく機器に近い所に雷智F3を3個重ねて巻きつけました。
巻きつけるのはタイラップを使用しました。
又、雷智F3が下にずり落ちない様に、電源ケーブルにもタイラップを巻き付けました。
これで機器の側に近い所に雷智F3が留まるようにしました。
以前も雲泥2のレポートで書きましたが。
我が家のシステムではクロックが音の品位をかなり支配しています。
実は雲泥2をクロックの下に入れてソリッドな感じになったのは良かったのですが、そうなるともう少しエコーの感じがあっても良いのではないかとも感じていました。
その不満が解消されました。
音の変化としては、エコーが丁度良く聞こえて、奥行き感が出てきた。
スピーカーより前に出る音も再現できる様になった。
以上は最近録音された電子楽器を多用したJPOPでの感想ですが、
音は良いが再生が難しいCDとして
バイオリンのCD
ヴィクトリア・ムローバの「鏡の国のアリス」があります。
彼女はバイオリンにストラディヴァリウスを使用しているのでほぼきつい音が出ないはずですが、このCD結構きつい音がします。
それが、雷智F3×3個を取り付けてからはきつい音がなくなりました。
ストラディバリ本来の年取ったバイオリン特有のまろやかな音が聞こえます。
しかし、「鏡の国…」なので温度感は低めで実に良い塩梅に再生されています。
繊細な響きが良く再生できる様になりました。
かなり音の良い私のシステムでもきついけどギリギリ聞ける位だったのですが、実は非常に滑らかな音が記録されていたことに気が付かされました。
音楽が楽しく聞けるようになりました。