投稿者:tao@東京さん
使用製品:雷智9.3
Ge3はとてもユニークなオーディオアクセサリーを開発・製造・販売しているメーカーである。
その多種類の製品の中で、長い期間愛用しているのが「雷智(いかずち)」である。
「雷智」は電源ケーブルに巻き付けることによって電源に混入してくるノイズ成分を軽減する効果があるとのことである。
この「雷智」、数年ごとにモデルチェンジしてきていて、現在販売されている最新バージョンは「雷智9.3」である。
私は何世代か前の「雷智」を壁コンセントから電源ボックスに繋がっている電源ケーブルに巻いて使用していた。
写真の左に映っているのが何世代か前の「雷智」で、右に映っているのが現在販売されている「雷智9.3」である。
最新型は随分とスマートになった。
古い世代の「雷智」は10年以上前から使っている。
これを電源ケーブルに巻き付けると音に「コク」が出る。
「だし」の味わいが深くなったように感じ、音楽が耳に心地良くなった。
旧型と比べると随分と見た目的にスマートにそしてコンパクトになった「雷智9.3」が手元に届いたので、「世代交代」とばかりに、従来の古い「雷智」から最新型のものに交換してみた。
「果たして最新型は進化してるのか・・・?もしかして古いものの方が良かったりして・・・」と少々斜に構えて聴き始めた。
すると最初の一音が出た瞬間からしっかりとした「進化」を感じた。
斜に構えていた体はすっと正面を向いた。
「音抜けが良いな・・・すっとストレスなく音が立ちあがる・・・サウンドステージも高さが出ている・・・」と感じた。
古い「雷智」のコクも魅力的ではあるが、最新型の「雷智9.3」はひっかかりのないシャープネス感が実に気持ち良い。
この両者、いずれも良い効果をもたらすが、最新型の方が「進化」と「Modern」を感じさせてくれる。
旧式の「雷智」がクリス・バングルがデザイン責任者であった時代のBMW 6シリーズクーペ(E63)であるとしたら、最新の「雷智9.3」は、デザイン責任者がエイドリアン・ファン・ホーイドンクになって設計された6シリーズクーペ(F13)といった印象を受けた。
上の写真がE63であり、下の写真がF13である。
E63のまったりとしたコクは、今見ても魅力的ではあるが、F13の方がシャープですっきりと抜けきった感覚がある。
*後日、追加のレビューが届きました(^^)
>> 【雷智9.3】音のにじみやぼやけがすっと引いていく