この3連休の初日夜遅く、ようやくケブタフェルトを施工することができましたが、これは本当に素晴らしい!です。これが雲泥シリーズの力というものでしょうか。
こんなパッキンのようなものひとつで、これほど音が生き生きとしてくるとは。
施工したのは、オンキョー D-202A Limited、昨年ゴールデンウィークにケブタエッジ施工してご機嫌に使っていたものです。
既に深夜を過ぎているので、小音量で、ケラスのバッハ「無伴奏チェロソナタ3番」のDVDを再生。(CDプレーヤが調子悪く病院おくり中のためHDレコーダを使用)
・・・正面からチェロのきれいな音。これまでもGe3施工の過程でSPの存在は既に消えていましたが、SPの気配さえも消えているという感じで期待を膨らませながら就寝。
翌日からいろんなCDを聞いてみましたが、これは素晴らしいです。にんまりです。
本当に聴いていてにんまりとする音です。
昨年のケブタエッジで相当なレベルになったと思っていましたが、今まで以上に、自然でクリアーで暖かい音が聴こえてきます。何というか、音がすごくストレスなくスムーズに聴こえてきます。
他の方々もレポートで、奏者の気持ちが伝わってくる音というようなことを書いていらっしゃいますが、これは本当にそのように感じます。
これは、明らかにSPに入力される音を出力する精度が確実に高まったためと思います。演奏者の意図した音楽は音として克明に録音されおり、それが再生されるときの精度が高まることによって、音のつながりの中に情報としてこめられたものがそのまま出てくるためではないでしょうか。
これが一番顕著なのが、バロックなどの通奏低音で、これまでGe3の施工ごとに通奏低音のラインがはっきり聴こえるように感じましたが、今回はこれが最高レベルですね。バッハの合唱曲をレファレンスにしていますが、通奏低音だけでなく、合唱や弦の各パートのラインが自然にはっきりと聴こえてきて小気味いい感じです。
音の解像度も高くなりました。バレエ音楽で、右チャンネルからシンバルがチンチン聞こえてくる曲があり、昨年ちょっといいヘッドフォンを買ったとき、「え、この曲、こんなにシンバルのレベルが高いの?」と驚いたことがありですが、今早速確認すると、殆んどヘッドフォンと同じレベルでシンバルが前に出てきます。(ケブタエッジ施工後も確認したのですがこの時は出てませんでした。)
いつも第3者である女房の一言に期待していて、今回は特に感想は漏らさなかったのですが、いつもは「うるさい!」とボリュームを下げられる音量レベルにしても何も言わずに聴いていました。