古いジャズが楽しくて仕方がありません(まっくすさん)

CD用響 人柱報告

比較試聴に用意したCDは、次の4枚です。

1.寺島レコードの松尾明トリオ/alone together
2.澤野工房のTONU NAISSOO TRIO/You stepped out of a dream
3.綾戸智恵/Your songs
4.雑誌・世界の名曲Vol.2 ウィーン・フィル モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク

1.は、寺島さん好みの低音ドスドス、高音ギラギラの音作りで、多くのジャズファンに人気です。(質は別にして)

2.は、澤野さんらしく透明感溢れる音作りです。このCDに、fo.Q REMASTER-RINGを貼り付けてあります。
このスタビライザーは、剥がすと再利用不可とのことですので、貼ったまま評価しようと思います。貼った後の音質は、
全体的に鮮度が上がった感じです。ポスカを塗った感じと、非常によく似ています。

3.は、とても良い録音でボーカルが非常にリアルです。
このCDには、断面の内側および外側にポスカ(緑)で縁塗りしています。
ポスカを塗った効果は、高域がクリアになり、低域の質の向上が認められたため、��以外の手持ちのCD全てに塗っています。

4.は、音質は決して良くはない普通のCDです。

さて、数百万円のオーディオセットを手放した後、現在の使用機器は、ポータブルCDP、中古のプリメインアンプとケンウッドSP
といった、しょぼい機器です。因みに各機器は、ある程度Ge3チェーンを施しています。
小音量で我が家の音を上回るスピーカーにはまだ出会えていません。(そんなに多くのスピーカーを聴いてはいませんが。)
SPケーブルは、以前使っていたリッツ線を外して、自作のラダー型フィーダー線を繋いでいます。
音が素直なので気に入っています。
オーディオはちょっといじれば、音が変わることは当たり前だと認識しており、Ge3製品は、全て良い方向(私の好み)に変化します。(丸の変化は、感じられませんが…。)CD用響が、どのように変化するのか楽しみです。

�1曲目、ベースのボン付きが無くなり、軽くなりました。ハイハットのギラ付きが無くなり、おとなしくなりました。
全体的に寺島氏の好みの音作り部分が無くなり、聴きやすくなりましたが、寺島氏には怒られそうです。

�1曲目、極薄のカーテンを目の前に掛けたような、音楽の鮮度が下がった音質となりました。

�5曲目、何とも不思議です。音場の前後左右が広がっていないのに、智恵さんの息が顔に掛かるような感じがして、
鳥肌が立ちました。

�これも驚きました。ステージの前後方向が良く分かるのです。左右には広がりません。

どうやら、CD用響きは、CDの録音形式を選ぶようです。ミックスダウンして録音されるCDには合わない気がします。
但し、�の場合は、fo.Q REMASTER-RINGとの相乗悪影響が発生しているかも知れません。
ビーナスレコードのCDには、合わないと思いますが、ボーカルものには良いのではないかと思います。
クラッシクとの相性はいいのではないでしょうか。

ここで、閃きました。
最近の録音方式であるミックスダウンのCDに合わないなら、古い録音のCDなら良いのではと思いました。
そこで、アートペッパーのミーツ・ザ・リズム・セクションです。正解です。楽器の位置が明瞭になりました。
音楽全体にベールが掛かった感じは微塵もありません。
私の大好きな古いCDには、なくてはならないスタビライザーとなりました。
気になる点は一つ。粘着力が落ちないかということです。
少しでも浮いた部分があると、CD再生機器の内部に当たってしまうからです。
長く使って粘着力が落ちた場合の対策をお教えください。
今回は良いスタビライザーを格安でご提供いただき、ありがとうございました。
古いジャズが楽しくて仕方がありません