投稿者:pippin@神奈川さん
使用製品:篳篥・朱
pippin@神奈川さんのAudioシステム
・プレーヤー: Pioneer PL-31E/TS
・CDプレーヤー: STUDER D-730mk2
・フォノイコライザー: YAMAHA HX-10000
・プリアンプ: Mark Levinson LNP-2L
・パワーアンプ: Cello Encore Power 3 Mono
・スピーカー: JBL 4341, JBL 4310, Rogers LS3/5A, AIRTIGHT AL-05 BONSAI
★前回のレビューはこちら
篳篥・朱を先日フォノケーブルに装着して大変好印象だったため、他の箇所にも装着してみました。
まず試してみたのが、CDプレーヤー→プリアンプでSTUDER D730mk2出力からLNP-2Lへの入力側端子手前に装着してみました。
こちらはMark Levinson純正のエクストラオプション扱いだったLEMO-Phono接続ケーブルLP-150AG(銀線)です。
真鍮製針金の結び目ですが、線材の細い側で巻いた方が取付がしやすく感じたため、LP-150AGの場合はケーブル側で結び目を作りました。
今までCDの音はアナログに比較してどうも平面的な印象で、聴いていて楽しくないと感じていたのですが、篳篥・朱を装着してみると音質が自然な印象に変わったことが分かりました。
次に試したのがDAC→プリで、OPPO Sonica DACの出力側からLNP-2Lの入力側手前に同様に装着しました。
こちらは銀線ではなく、通常のMark Levinson純正でSUHNER製のLEMO-Phono接続ケーブルLP-150S(銅線)です。
Sonica DACはApple AirPlayが使えるため、iPhoneからストリーミング音源を再生するのに使用しています。
こちらもCDプレーヤー同様に自然な音への変化を感じました。
デジタル音源でも聴いていて楽しくなる、ワクワクするサウンドへ変わったのは大きな収穫でした。
そして、最後に試してみたのがプリアンプ→パワーアンプへの装着で、LNP-2LのXLR出力端子(アンバランス)からCello Encore Power 3 Mono(Fischer端子)の入力側に設置してみました。
このケーブルはBJ Electricの石河氏による製作の特注ケーブルでPCOCC素材を使用しています。
Celloのモノラルパワーアンプは装着前に比べてかなりの音の変化を感じました。
再生してみると空気感が変わったことを感じ取ることが出来ました。
元のサウンドの情報量は損なわれることなく、まるでそこで演奏されているかのような生々しさが感じられるようになりました。
装置を変えると、得てして得るものがある代わりに失うものも感じますが、篳篥・朱の場合にはそれがない。
これは最大のメリットと感じます。
様々な箇所に篳篥・朱を追加することにより、システム全体のサウンドのアップグレード感を感じました。
費用対効果を考えると信じられないコストパフォーマンスだと思います。