Qテープを貼り、要石25がやってきて、プリアンプにさらに、要石15をDAコンバーターにさして、ようやく落ち着いてきたなと思った矢先、ケーブルの交換の記事を見つけ、問い合わせたところ、私のところも、該当のこと。
それも到着して、早速装着してみました。
今回は、いろいろとこまごましたところでの取り組みがちょうど、一緒になってしまい、全てが同時進行する中で、音が、不安定に、ころころと変化し、いったいどうなるかと思っていましたが、最後にこのケーブルを変えたところで、今までの、腑に落ちないところが一気に解消してしまいました。
要石25と15を取り付けたところでも、かなりの変化がありましたが、何かが変というか、CDによって、よく鳴ったり、うん??と首をかしげたり、そのたびに、配列を変えたり、入れ替えたり・・・。
なかなか、これでいいと言う納得に落ちないで、どうしようと困っていました。
それが、最後に、要石25をつなぐケーブルをつなぎ変えたら、それまでの、迷いはいったいなんだったのか、と思えるくらい、普通の音(というか、確かにグレードははるかに上を行っているのですが、どこにも問題がない)で鳴ってくれるじゃないですか。
もう、それがうれしくて、たくさんCDを聴き直しました。
今度は、CDごとの良い悪いも無く、どれも気持ちよく鳴ってくれます。
音のある空間が、よりきれいになって、埃っぽさが無くなり、どこまでも、そこに鳴っている音が響いていて、それが聴こえてきます。
その分、空間が広々として、最後の響きが無くなっていくまでちゃんと聴こえてきます。
そして、それぞれの音が立体的になって、すなわち、その楽器の音だけが、そこにあるのではなくて、その音の周りにあるものまで再生してくれるように感じます。
だから、その音を演奏している人の気配までも感じ取ることが出来るのですね。
そのことが、より、感動的な音楽となって、伝わってくる。そんな感じを強く持ちました。
高額なシステムの音も、試聴する機会に恵まれていますが、そういう機器が出してくる音とは何かが違うなとつくづく感じました。
低域へのレンジ拡大が安定感を生み、(もともと低域の出にくいスピーカーですので)生々しさが直接に訴えかけてくる再生表現に、まだ、こんな音が出せたんだと、現状のシステムにあらためて、びっくりしています。