大地Fユーザーレビュー becho@千葉さん 2017.1.29
到着後、先ずは開封しようとしましたが梱包の厳重さにびっくり。
大地Fを取り出してみたら、上面が白で何やらマジックインクの跡などもあり汚れているではないか、
こんな仕上げだったかと少々落胆したが、よくよく見ると白いシールでした。
(写真参照)はがすと光り輝く金属が現れた。
ステンレスでしょうか。
前振りは、ここまでとして、設置約1週間後の感想をレポートします。
交換前は、鉄板8mm+コリアンボード12mm+パイン板20mm(写真参照)の構成で、音のタイトさと柔らかさがある程度両立していたと思っていました。
大地Fに交換後、一聴して低域が明確になり解像度が高くなったのが分りました。
ただ、音の広がりが後退した様に感じました。また、トレーニング期間だと思いますが、設置後2~3日間は音の定位がふらつく様に感じた時もありました。
1週間を過ぎ安定感が増しました。
現段階での印象では、低音楽器が明確に分かる様になり、ボーカルの口の大きさも小さくなりました。
どちらかと言うとモニター的な音になった様に思います。
反面、曖昧さがなくなったためか、弦楽器のフンワリ感やボーカルの柔らかさが後退した印象です。
今後も変化していくと思いますし、セッティングの問題や他の機器の問題もあると思いますので、落ち着いたら、さらにチューンナップしていこうと思っています。
きさ@Ge3 談
頂いた写真からGe3値を測ってみました。
117.3p 前のオーディオボードのGe3値
123.4p 大地FのGe3値
117.3p から123.6pへの変化は、そら大きいですね。
Ge3でのトレーニング的に言うと、
運動場しか知らなかったアスリートがオリンピック・クラスのにトラックを知ったようなものです。
■ きさの勝手に診断と勝手にチューン
SPはKEF 203/2 です。
このSPのGe3値は現状でも121.7で素晴らしいSPです。
でも、このSPの潜在能力はもっとありそうです。
チューン次第では126.3pを目指せます。
問題はユニットの足腰が弱く、ユニットの性能を出し切れていないことです。
オリンピック・クラスのトラックでは、足腰の弱さが露見してしまったのです。
見つけたユニットの写真ですが、良さげなユニットですよね。
フレームの強度は122.8p です。
まぁ、補強しなくても大丈夫そうですが、アルミパイプで補強すれば126.9pは行けます。
鼓粒とアルミパイプで補強している写真も見つけました。
このように補強するのです。
「大地」で足元を固めると、これまでは良さだった曖昧さが、耳障りに聞こえるかもしれませんが、
ユニットにマスダンパーとフレームの補強で、曖昧さを消して「良さ」に変えることができます。
固いものは固く、柔らかいものは柔らかい音として再現できるようになります。
補強に必要な鼓粒とパイプの適正数(ユニット上から)
鼓粒 | アルミパイプ |
2個 | 8本 |
3個 | 8本 |
3個 | 8本 |
この数の鼓粒をユニットのマグネット後部にエポキシで接着します。
箱の補強などは必要ありません。