今回は「次元」が違うのである (奈良県 Tさん)

 去る2009年12月22日、市販間近の「要石15・車用(仮)」を一般販売に先立って試用する機会を頂き、
自身の車に設置することとなった。
私はGe3社製品を使用するにあたり、ドライバビリティのパフォーマンス向上よりも、カーオーディオの音質アップにその重きを置いていることから、今回バッテリーへの設置ではなく、カーオーディオアンプ前段のキャパシタ(大型の筒状コンデンサ)への設置を行うことにした。

◆Ge3社製品を含めた現在のシステム概要を以下に記します。

1.バッテリー:Panasonic caosクルマ用・脈々要石2個、3個、Qシート
2.電源ケーブル:ACOUSTIC HARMONY雷智3
3.ヘッドユニット:Nakamichi CD700 2 k Kobayashi tuning防守2枚、丸3個、鼓筆
4.RCAケーブル:ACOUSTIC HARMONY(蛍イカ、Qシート)
5.AMP:Microcomponents限定モデル15W2chケブタProjectQ、Qシート、、防守、丸3個)
6.SPケーブル:audioquest(Qシート)
7.SP:DIAMOND HEX 16cm 2way(ケブタ、鼓粒、篳篥、天音琴引茅蜩、ProjectQ、丸)
8.他:超結界1個、結界棒5本、地鎮2枚、タイヤQシート、旧速瀬、ケブタ(丸3個内包)2個、各所に大黒アゲハ

要石15の設置にあたり、元々キャパシタに接続していた「クルマ用・脈々、要石2個」を撤去して、
その要石2個をバッテリー側へ追加し(計4個)、作業は30分程で完了。

走り出してから変化はすぐさま訪れた。

バッテリーへ要石を追加したことによりエンジンフィールはよりフラット&シルキーな方向へシフト、
そしてアンプ前段キャパシタに新たに設置した「要石15車用(仮)」は「音」において
全帯域にとてつもない変化(正常化)をもたらした。

まず、時間軸における情報量が格段に向上。

計算能力の高いプロセッサへ換装したかのように横軸(情報量・サンプリング周波数)の座標を
びっしりと音で埋め尽くしていく様は圧巻。
デジタルソフトを聴いていることをしばし忘れてしまうほど。
縦軸(ダイナミックレンジ)においてもデジタル処理が正常に行われ、
ビット数がしっかり確保されていることが常にその音から確認できる。

音楽そのものがパッションに富んだ表現力を獲得するも、冷静さを失うことはなく
「静と動」をしっかりと描き分け1歩1歩踏みしめるような安定したパフォーマンスをみせる。
一方で音楽をいたずらに説明的にせず、感情豊かにまさに眼前で演奏を繰り広げているかのように
キャビンを音で満たしていく。

理屈を並べ連ねることは簡単だが、Ge3的変化、感動を言葉にして表現することは容易ではない。
「情報量が上がる」「音に厚みが増す」という変化はこれまで様々なチューニングやアクセサリーで経験しているが、

今回は「次元」が違うのである。

簡単に言うとその効果(あくまで主観的感想)は他社の全てのアクセサリーとはベクトルを異にしているゆえ、比較しようがないのである。

当然のことだが、「再生機器」であるオーディオユニット(アクセサリー)の評論には「○○のような」
といった比喩表現が多用される。
しかし、「要石15」を含むGe3社製品がシステムに関与するとあらゆる固定概念、
万物を司る物理法則をもある意味において覆し、圧倒的実在感をもってして現場に音楽を出現させるのである。

職業柄、メーカーやショップのデモカーを聴かせて頂く機会が多くあり、「いい音と感じること」は当然常にある。
しかし、奏でられる音楽を前にしていっさいの言葉を失い、瞬きすることを忘れ、
身動きすることすらできなくなる程の感動を味わうことはそう滅多とない。
全身に鳥肌がたつのを感じながら、フロントガラスの遥か遠くを見遣ったまま無の境地へいざなわれる…。

そんな「最高の出逢い」をGe3社製品はいとも簡単にマイカーで体験させてくれる、まさに稀有なアクセサリーを提供する会社であると私は確信している。

※「要石」には、「オーディオ用 要石」と「車用 要石」があります。