完璧主義は怠慢である!?

「完璧主義は前進を阻む怠慢である」

ある本でこの言葉を読んだ時、衝撃を受けた。

「怠慢」とは!?(# ゚Д゚)

かなり受け入れ難かったけれど・・・
よくよく考えてみると・・・
正しい。(^_^;)

当時の私自身にドンピシャな言葉。
滅茶苦茶ショックだった。

完璧主義を盾にして、あれこれ理由をつけては、一歩踏み出すことを避けていたのだ。

この言葉に出会ってから、完璧主義をやめようと決心した。
でもどうすればそこから抜け出せるのか・・・

自分の今の状態を客観的に見て、そのままの自分を認めるところから始めた。
これがなかなか難しい。

今の自分とはかけ離れた高い目標を設定して、出来ない自分がイヤだ、恥ずかしいと、自分を嫌いになる方向へ自ら追いやる癖がついていたわけで・・・
裏を返せば、出来るはずだと思っているのか、出来ない自分を認めたくないのである。
癖を直すのには時間がかかる。
時間はかかるけど、やるしかない。

まずは、そもそもの間違いである「高い目標」は最終目標として、その前にもっともっと低い目標を設定することにした。
「今」の自分の能力を素直に受け入れ、「達成しやすい」課題を設定する。
小さな達成感を得たら、また次の「達成しやすい」課題を設定。
これを繰り返し繰り返し行なっていった。
すると何が起こったか!

自分を褒めてあげられるようになった。

それまで、常に上を目指して追い込んでいくばかりだった自分が、自分で自分を褒めるなんてことはあり得ないことだったのに。
今では素直に自分を褒めてやれる。すぐ褒めちゃう♪(^O^)

そして、そうすることによって、今度は「楽しめる」ようになった。
そりゃそうだよね。
前は常に「出来ない自分」だったのが、「出来る自分」になったら、そりゃ楽しいわ。(^_^;)
なんか、子供みたいな状態になってるかもしれないけど・・・
というか、子供の頃にこういうことが不足していたのかもしれない。
アスリートな母親に育てられたもんで、結構スパルタで、褒められるってあまり無かったんだよね。

でも今回よくわかったのは、「思考の癖」は努力次第で直せるってこと。
大人になってからでもね。