臍下の一点

この連休中、個人的に大きなイベントがあり、それまでの数週間、もうそのことで頭がいっぱい!という状態だった。
準備期間が少なかったのもあって、途中酷く焦りが出てきて精神的にヤバイ時期もあったり・・・(^_^;)
そんな中、すごく役に立ったのがこの本だった。

「氣の呼吸法」(藤平光一著)

その中で心身統一(心と身体を一つにするということではなく、天地自然と一体になること)の方法の一つとして書かれているのがこれ。

「臍下(せいか)の一点に心を静める」

「丹田」を意識するとか、「丹田」に氣を集めるとかいうのはよく耳にするんだけど、私的にはなんかイマイチしっくりこないというか、上手くやれなかった。
逆に余計な力が入ってしまって、続けることが出来ないことが多かった。
でも、「臍下の一点に心を静める」を実践してみると、自然に姿勢が良くなるし、変な力みもなく、体全体がリラックスした状態になれる。
練習は必要だけど、少し慣れればすぐその状態に持っていけるようになる。
そうすれば、緊張する場面でもあがらなくて済む。

「あがる」というのは、氣が頭に上ってしまうことで、血液も頭の方に集中してカーッとなってしまい、身体も不安定になる状態だという。
私は昔からあがり症で、この状態はすごくよく分かる。(^_^;)
あがってしまうと冷静に考えられないし、身体も固くなって上手く動けない。

でも今回のイベントでは、「臍下の一点」を練習していたおかげで、あがらなくて済んだ。
それだけではない。
普段から、集中したい時に集中できるようになったように思う。

苦手だったヨガの立ちポーズも以前よりずっと自然にリラックスして出来たり、瞑想に入りやすくなった。
というか、気づいたら「あ、今瞑想状態やったな」みたいな時もある。

何より大事なんじゃないかと思うのは・・・
「体がリラックスしていないと、プラスの氣は出せない」ということ。

以前「エネルギーは循環させてナンボ」でエネルギーを使わないとエネルギーは入ってこないってことを書いたけど、この本でもこんなことが書かれている。

「氣を出すから新しい氣が入ってくる」

・・・ということは、プラスの氣を出さないと、プラスの氣が入ってこないってことになる。
マイナスの氣を振りまいてたら、マイナスしか入ってこないってこと。Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
いや、そりゃ考えてみれば当たり前のことなんだけど・・・
自分が変われば周りも変わるっていうのも同じことなんだなぁと。

臍下の一点に心を静め・・・
まずはリラックス♪