やらかしてしまう奴

「関ジャム 完全燃SHOW」という音楽バラエティ番組がある。
ミュージシャンやプロデューサーの持ち込み企画とか、かなりオタク度高い回もあったりして、他ではない内容が面白いのでよく見ている。

この間見たのは「東京藝大音楽学部に特別潜入!」というもの。
藝大出身のバイオリニスト・NAOTO、カウンターテナー・彌勒忠史、音楽プロデューサー・もふくちゃんがゲストで、各学科の特徴や授業、入試の内容などを紹介していた。
謎の指揮科にカメラが潜入とか、超レアな映像も。

「へぇーーー」とか、「すごーい!」とか、感心する話がいっぱいな中、面白かったのは・・・
2002年新設された音楽環境創造科の入試で、面接で行われる自己表現(演奏、プレゼンテーション、パフォーマンスなど)における注意事項。
「ひとりでできること」とか「試験場の床を傷つけないような演目、靴、衣装であること」とか、その他いろいろ。

ゲストのもふくちゃんはこの科の1期生だそうで、その時はこんな注意事項はなかったらしく、年々増えていくらしい。
床を水浸しにした人がいるとか、自分の振り付けを見せるためにプロのダンサーを連れてきた人がいるとか・・・
この十数年の間に、いろいろとやらかした奴がいるんだという話に、ダンナと一緒に大笑いした。

大笑いしたあと、ふと思った。
自分たちも「やらかしてしまう奴」の部類かも。(^_^;)

そういえば、10年ほど前だろうか、あるオーディオショーに出展した時のこと。
上からぶら下げるタイプのスピーカーをデモしたいというので・・・
それじゃあスチールラック持っていって、そこからぶら下げるようにしたらいいやん。
せっかくやから、ラックにプレゼン資料のパネル貼ったらいいよね♪(^^)
昔、建築やってたときにビジネスショーに出展したことがあって、その時の記憶が蘇り、ノリノリでパネルを作った。
前日現場入りし、結構立派な出展ブースを作り上げたのだった。

ショーが開幕してしばらくすると、運営者側からクレームが。(^_^;)
割り当てられたブース内で使っていいのは机だけですと。

「あ、そーなんだ。(・・;)」

自分たちとしては、工夫したつもりが・・・
世間的に見ると、常識外れ、図々しいという評価を受けるわけですね。(^_^;)
冷静に考えてみれば、そうかもしれない・・・とは思う。
でもきっとまたやらかすんやろなぁ。

その後、そのオーディオショーの出展注意書きが増えたかどうかは定かではない。