音と情報 その3

音と情報 その3 2021/08/09 改訂

SPも重要だがAMPも重要だ。

ツマラナイ!

DS-9zのサブウーファとしては満足していた McIntosh XR290 がつまらないのだ。

126.9pの「DS-9z」には十分だったモノが全く使えない。
127.8pのキレッキレの12連SPになると、全く役に立たない。

何故だ!

「鬼太鼓座」の筋肉質だったメンバーが、
戦地から生還して来たばかりの栄養失調状態の人の演奏に聞こえる。
ガリガリでヘナヘナなのだ。

理由が全く理解出来ない。
その駄目っぷりの落差が凄過ぎる。

理由を探りたくて燃えて来たゾ!


まず考えたのは、単純にAMPの力が足りないと、考えた。
よりパワーの大きな BEHRINGER EP1500 があったので替えてみた。
1000wクラスのパワーAMPをブチ打ち込んでみた訳だ。

アカン

Ah!の真空管AMPも試してみたが、変わらズ。

ふと、市野さんが作ってくれたの小さな IC AMP があったのを思い出して、
「この大きさで鳴るかなぁ〜」と、思いつつ、それで鳴らしてみると、
(ごめんなさい>市野さん)

出ましたゾ!

ムキムキの鬼太鼓座が戻って来ましたw

古いフィリップス製のカーステ用のICで作った。
出力は15w x 2 で電源部はセレン整流に拘ったAMPである。

このAMPに入れ替えるだけで、直ぐに筋肉質の兄ちゃん達が現れるのです。(爆)
映画を観ていてビックリしたのは、本物の雷と映画の雷の区別出来ない事だ。
ゴロゴロが聞こえる、ペットの猫が逃げ回る。
猫が逃げるのは初めてなので、多分 猫にも判別出来ないのだと思う。

この様な違いが SPを入れ替える訳でも無く、AMPを換えただけで起こったので、
低音について、改めて調べる事にした。
AMPの低音の再生能力のGe3値に特化して調べてみた。


AMPによる差が大きい事は判った。

従来から「馬力がある」とか「駆動力」とかの
AMPのパワー感を表現する言葉はあるが、
文章テクニックの類だと思って、意識していなかったが、
実態として違いがAMPにあるので驚いた。
パワーの大きさなどとは違う、別の要因があるみたいだ。


低域再生に関して、
これまでに判った事、気付いた事をまとめてみた。

1) 低域の再生にはボケボケでゆるゆるのSPでも、
   キレッキレの中高音が加わると満足出来る低音に変わる。

2) 低域の品位は「ウブ毛」から成る可能性が高い。
   高域の品位が関係する様だ。

3) どれ位のボケボケたユニットでも許容出来るかどうかは不明。
   かなりのボケボケでもOKみたいだ。

4) 低域再生には、質よりもコーン紙の面積が重要らしい。

5) 低域再生能力に優れたAMPが必須だ。

6) AMPによって、SPの再生性能は大きく変わってくる。

7) メーカの違いよりも設計者の違いが大きい気がする。

8) 増幅回路より電源回路の差が大きい。

9) 整流回路よりも整流素子の差が大きい

低域の再生については、まだまだ不明な点が多いので、
低域再生能力に優れたモノを探す事にした。

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