投稿者:氣太郎ちゃんさん
使用製品:ProjectQ・要石(ともに販売終了)
*現在は後継商品の「Project Q2」「要石625」を販売中です
手頃な値段なのでGe3の「プロジェクトQ」と「要石」を試してみた。
商品や映画のポスター、CDやレコードのジャケットという“もの”は不思議なもので、見た目の印象というものは当たっている場合が多く、一種の“氣”のようなもの。
言葉を換えれば作り手のハートが伝わってくるものだ。
Ge3の商品は「???」と第一印象で面食らわすが、使った途端「!!!」と思わずのけぞり、やはりのエージング(数日)の儀式が終わると「GeGeGe!」とさらにひっくり返りドップリはまってしまうものばかりだ。
まず「プロジェクトQ」だが、説明書どおりコンデンサーの頭やIC、トランスに塗ると、清々しいながらも生命力に満ちた情報量の多い立体感のある音に変化し、心がまさに洗われ、胸がスーッとしていく。
不思議なのはもっと強度が欲しいと思っていたスピーカーのフレーム、取り付け部、マグネット、シャーシ、回転部に塗ると狙い通りの効果が簡単に得られ、機器のグレードが価格の2〜3倍、いやツボを押さえれば10倍近くといった感じに変化してしまうことだ。
この変化はクライオ処理で分子整列を整えた感じと酷似しているが、音がクールになりすぎて肉感が無くならないのがいい。
決して分析的、実験的な音ではないのである。
また、失敗した時を考慮し、はがしやすい布テープに塗ったものを、「青アゲハ(販売終了)」のようにスピーカーに貼ると(私は6本、オススメ!)、分割振動が激減し低音が増える(音階がはっきりわかる、なぜか)のに高音の情報量も増え、定位がくっきり(コーラス最高!)、音場が普通減るのに増え、うごめくのがわかる。
調子にのって「琴引」のマネして中央に横一文字に貼ったらこれは大失敗。
音がやせて、愛嬌のないガリガリモデルみたいになって、元にもどるのにこれもエージングが3日かかった。
メーカーさんに問い合わせたところ、貼るならタテに「琴引」をとのこと。
なおこの魔法の小ビンで作ったテープ、車のドアの要所に貼ると、カローラが大げさに言うならクラウンのような音でしまるようになり、外側アンダーフレームに貼るとコーナー限界が上がり、サスはしなやかかつ、よく踏んばり、エンジン要所に貼るとパワーまで上がるというとんでもない効果にびっくりしてしまう。
オーディオ共々、貼る箇所は無限大で、詳しくはGe3のインターネットを見てもらわないととても書ききれない。
各分野のプロに“必ず”アドバイスを受けて、バランスを考えチューンすれば、確実に相棒を進化させるでしょう。
気をよくして「要石」も購入しようと思ったが、実は当初迷った。
なぜなら我が家は1戸建てで、電源環境もよく、家中の電化製品をデジタルテスター(2000円、デジタル表示がいい)の黒を手に、赤をシャーシ(のできればネジ)やコンセントの穴にあて、交流電圧値が低くなる方にコンセントプラグをさすやり方で音が激変。
さらにAV機器に各々アース線を取り付け1本に集束、30cm位の銅棒につなぎ、地面に打ち込む定番の手法で別次元の音になったので、メーカーさんに問い合わせたところ「マンションのような屋外アースが取れない所なら激変は保証するが・・・」との回答が返ってきたからである。
(ちなみにこの地面アースの手法、銅棒を1mものや数10cm四方の銅板にグレードアップし、地下3m深くまで埋め、掘った土をもどすより、備長炭をかわりに埋めるべきとのこと。)
しかし、値段も手頃だし、効果が出なかったら、理論上完全なアースが取りにくそうな?車に使うことにし購入を決定。
届いたものはちょっと大きめの石ころのようなものから、緑のアース線が爆弾のようにシッポを出している、やはり奇妙な、しかしただものじゃないぞと自信に満ちたシロモノ。
まずDVDプレーヤーのトレー部のスキ間に適当に差し込んだら、音とは表現できない類のノイズが減った証の、ベールが2枚も3枚もはがれた音となり、立体感、リアル感が別次元のものに変化し、慌ててテスターでシャーシ電位を計ったが、外しても変化がない。
前述の地面アースはエアコンの室外機が特に顕著だが、シャーシ電位はかなり良好に下がってくれるので、当然音はよくなるのだが、まさに「???」である。
メーカーの説明では、電位を下げるものではなく「悪いノイズのゴミ箱」ということで、さらに「1個だけならアンプのアース端子に付けて」とのことで、早速実行すると、これまでのチューニンググッズで味わえなかった激変に「ゲゲゲ!」とひっくり返った。
具体的に表現すると、さらにベールがはがれ、音の座標軸がスピーカーをガバッと離れ、左右、奥行きだけでなく、前後、上下の情報も録音され、それが決して高価でない自分の愛機でも再現できたという事実に、ただただ感動させられ、唸らされた。
はやる心を押さえ、冷静に聴くと、ボーカルや奏者の顔の向きが変わったり、背の高さが感じられ、この石ころがとんでもない爆弾ということに気づく。
暗騒音が減り、各電子部品の能率が向上した証か5.1ch映画や、いやたかがTVドラマの効果音でも、空気がうごめく様までわかり、森の鳥の声が見事に天空に散りばめられ、気配まで感じさせる。
微妙な効果音の立体定位はサラウンド再生の最大の難問だが、その壁を見事に打ち破ってしまったのだ。
更に特筆すべきは小音量でも音の波が楽勝でリスナーの方へすっ飛んできて、遠い音はずっと奥でかなでられているところだ。
また、いつも「うるさい」とわめいていた妻が、私不在の時、CDを聴いていたのだろう、CDケースがテーブルに置いてある光景が日常になったのも、ささやかな喜び。
総じてアンプ1つで全てのAV機器のアースが良好に取れている変化が確認でき(映像もループの影響か、グー!)至福の毎日。
なお、車ならボディアース部につなげてとのことで、やってみたら、特に点火系、電子作動のインジェクションの作動がよくなったためか、アクセルレスポンスが良好になり、トルクの谷を感じなくなり、安心して追い越しや危険回避ができる。
とくに、イオン、波動系と同じ効果あるプロジェクトQのエンジンチューンはアースと密接な関係あり。
「要石」は必需品。
なおカーオーディオは当然、前述同様の変化。
また、家の分電盤のアース(+、−を絶対間違えず、固定は絶対確実に!ショートは火災を招き、隣家も巻き込む)に付けたら、家電全般、絶好調でポットの湯や電子レンジ料理の味がよくなった報告もあり。
さて、私の少ない小遣いで次に狙うは「ヒグラシ」。
私のシステムの低音不足はこれが解決するか?
小さく軽いモノらしいが、かなり重いモノをつけたと同じ “仮想重量”効果あるとのことで、車のサスの頂部に付けるとバネ下重量軽減と同じ効果、つまりサスがよく動く乗り心地のよい車になるとか。
他にも応用技は沢山ありそう!
Ge3グッズは、一見奇妙な見てくれとネーミングが多いが、21世紀がSF(フィクション)からSF(ファクト)へシフトされた技術の出現する時代を実現した、とんでもない発明ばかりで驚くばかりである。
読者各位、知恵を出し合っていければ幸いと思い、ペンを走らせました。
とんでもない利用アイデア期待します。