レポート その1
<CD用響が届くまで>
さて、話は遡って3月のGe3の夕べとオーディオユニオンの イベントで試作版CD用響を聴いてからの話です。
特にオーディオユニオンでベーゼンドルファー + Ge3の音を聴いてから、なんとか自宅のオーディオもあんな感じに
鳴らないものかと工夫してました。
分電盤に雷智を3本使い、雷智3をプレーヤー、アンプ、タップの3カ所に使い、倶楽部員のCDスタビライザーである
カイザーのSTB-5を使用した状態です。
まずはツイーターの琴引の張り直しから。
私のFB-1は初期のアルミドームで、もう少し艶っぽい感じが欲しくて、
シルクドームのツイーターに変更することも考えましたが、結局そのままで行くことにしました。
琴引はもともとドームの前にディフューザーがあったのでそれをよける形で3方向に貼って
いましたが、以前掲示板で「琴引を貼ったらディフューザーは不要です」とアドバイスを
もらったのでカットしていました。琴引はそのままだったのですが、ドームの中央に
琴引が無いのがなんとなくイヤで、今回ウルトラマン貼りに直しました。しかし、
貼ったのが随分前でうまく剥がせず、ペコペコになり (良く言えばELACのクリスタルライン
みたいな、いや全然違う(泣)、もう後には引き返せなかったのでフロント3本全部やり。
まあ、音出ししたら大丈夫だったので良しとします。
このツイーターはフランジが2分割されているので、内側のフランジにケブタフェルトを
貼ってみたりもしています。
整振と反射防止を狙ってのことですが、割と効果があったように思います。
この後、スピーカーの位置や内振り角度を変えてみました。
どうも視聴位置より前や後ろで聴いた方が好みの音がするからです。
結果的に焦点を頭の位置より後ろ(多分Ge3で推奨している位置に近い位置)にした
ところで、同じボリュームでも音が大きく聞こえ、ヴォーカルが良い感じで聞こえる
セッティングに変更できました。ppや音が消えて行く感じがとても良いのです。
<CD用響が届いたが?>
そしていよいよ人柱のCD用響が到着。さっそく試しましたが、何かイベントで聴いた印象と若干違うんです。
STB-5に比べて音量が小さく、響き(残響?)が少なく聞こえます。
ヴォーカルはすごく良い感じなのですが、全体的に濃すぎるような。
CD用響を外すと物足りない感じになるのですが、付けても何かど真ん中ストライクにならない。
CDをカーペンターズにしてみると、音楽がゆっくりになることを確認しましたので、効いていることは間違いなさそう。
最近のCDでも雷智3をプレーヤーだけにすると濃さのバランスが取れた感じがしました。
何回か聞き直しましたが、その頃体調もあまり良くなく、CD 用響の印象も毎回異なり、自然とCDを聴く機会が減って
しまいました。
<セッティングをやり直す>
で、最近またCDが聴きたくなって来て、今週末にSPのセッティングを再び変更することにしました。
うまくいったと思うセッティングを変えるのはちょっと抵抗があったのですが、
CD用響を使った状態でセットします。
SPの位置を少し後ろへ、内振り角度を少し深めにしたところで良い感じに。
なんか、内振り角度は前の状態に近い感じですが、まあいいや(笑
肝心のCD用響の評価は、まだ自分の中で固まっていないので(というかこれから聴き直し)、
また後でレポートするつもりです。
でも、STB-5でも、両方なしでもそれぞれそれなりに良い感じなんですよねぇ(笑
蛇足ですが、Ge3グッズを使うと、セッティングはあまり気を使わなくても良くなりますよね?
でも、矛盾するようですが、実はセッティングに敏感にもなる気がします。
私のもう一つの趣味であるテニスに例えると、スイートエリアはとても広いのに、
スイートスポットに当たるとまたこれがとても気持ち良い感触のラケットに似ていますね。
<CD用響位置決め>
Ge3で既に図面が公開されていますが、私はダイソーの吸盤を使っていました。
CD用響の内径よりほんの少し大きいのですが、互いに柔らかい素材なので、
無理なく外すことができます。
吸盤の位置決めは目視なのですが、透明なのでそこそこ会わせることができます。
最初CD用響内径ぴったりの吸盤を使ってましたが、これはつや消しだったため、
目視でセンターを合わせるのが難しかったです。
ちなみに布テープをぐるぐる巻きにして位置決め治具を作ってみましたが、精度が出ず、
これは失敗でした。
次は公開されている図面で作ってみようと思います。