本格的にAudioを初めた70年代は「エタノール」で拭くのが常識であった。
80年代は「接点復活剤」が出現し、評判の良いと思われるものを嫌程使用した。
塗布した時には効果が現れて、それなりであったが、樹脂を脆化させる為、AMPのスピーカー端子をボロボロに破損させてしまった。
90年代後半にクリプトン社から「CARBON DIATONIC-SETTEN No.1」という一種のバインダーが出た。
スクアランにカーボン微粒子などを混ぜたもので、効果は顕著で安定した効き方のように思え愛用してきたが、数年経つと精製スクアランオイルが臭うようになり少々困っていた。
今回Ge3様から「もあれプラチナPlus」を入手。
使用に先立ってきさ様から成分、使用上の注意などをアドバイス頂いた。
その使用状態と試聴について、拙い報告をさせて頂く。
2)もあれプラチナPlusの使用状態と試聴記
セット/機種 | 塗布部 | 塗布剤 | |
SETTEN No.1 | もあれプラチナPlus | ||
スピーカ/Accord | スピーカーコード両端子 | ○ | ○ |
内部スピエン | ◎ | ||
アンプ/Sinfonia | ACインレット | ○ | ○ |
フェーズ | ○ | ○ | |
RCA両端子 | ○ | ○ | |
内部信号系基板コネクタ端子(8箇所) | − (絶縁上) |
◎ | |
真空管の脚 KT8812AXY 計8本 |
− (耐熱上) |
◎ | |
CDプレーヤ/METRONOUM CD-3S | ACインレット | ○ | ○ |
フェーズ | ○ | ○ | |
内部電源系AC基板コネクタ | − (絶縁上) |
◎ | |
内部信号系基板コネクタ端子 | − (絶縁上) |
◎ |
一聴して以前のSETTEN No.1は歪みっぽさが未だ合ったのだと判った。
音像が(特にVo.の口元、弦楽器)引き締まって、美しく分離し、ピントが合った感じ。
定位、高さ、奥行き方向に効果が現れた。
オーケストラの楽器が幾重にも、そのひとつ一つが観える。
音の消える美しさが際立ち、空間がよく判る。
ピアノの胴に音が伝わるのが判り、ペダルが見えるようだ。
女性ヴォーカルはキリッと立ち、ぐんと近づいて、詞のタメが心を揺さぶる。
ffはどこまでも声がのびて限界がない。ただ息をのむばかり。
2:新規追加塗布後(◎印)
CDを聴いている気負いが全くないことに気づいた。
自然の鳥のさえずり、風の音、水の音と同じように聴こえてくる音楽はストレスフリーなのだ。
もはや楽器だ。ヴォーカルがどうのこうのの次元ではない。
音楽の躍動感に包まれて・・・浸りきって・・・涙している私が・・・居る。
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【もあれプラチナPlus】この音を待っていた!