【市野式電源タップ】音楽の熱気を感じることが増えた

市野式テーブルタップ(あかんケーブルver.)

BBSにご投稿いただいたレビューを転載します。

投稿者:tsunaさん
使用製品:市野式テーブルタップ(あかんケーブルver.)


「要石25 USBあかんケーブル(販売終了)」は素晴らしい体験でした。
すぐに「市野式電源タップ」のあかんケーブル版へのバージョンアップをお願いしてしまいました。

システムから「市野式電源タップ」を取り外し、市野さんの元へ送り出し、以前使っていたタップで音を出して倒れました。
音場がぎゅーっと縮まって、しおれたような音が出ました。
とても辛くて聞く気が起きず、冬眠することにしました。(o_ _)ozzz

それを察してくださったのか、市野さんからとんでもない早さでバージョンアップされて戻ってきました。
ありがとうございました。m(_ _)m

お~、憧れのシマヘビですよ。
m(^-^)m ところが、ここからが大変でした。

TAKEさんmerouさんのレビューを拝見していましたので、多少のことは覚悟していましたが、覚悟が崩れ去るがさがさのとんでもない音が出てきました。

「要石25 USBあかんケーブル」では、清冽なせせらぎの飛沫を気持ちよく浴びている感じがするほど、システムから悪いものが一瞬で抜け落ちたようでした。
これに「市野式電源タップ あかんケーブル版」が来たらどんなに凄いことになるのかと期待が高まっていましたので、あまりの落差に呆然としました。
以前に比べて少し静けさが増した感はありましたが、え~?かなりのマイナスからのスタートなの?というのが正直な最初の感想でした。

一週間ひたすらモーツアルトを流し、毎日チェックをしてみましたが、変化はするものの、思わしくありません。
どこかヒステリックで、しっくりしません。
電源部に問題を抱えていたときのようにイライラ感が拭えないのです。

そこから音を聴いていて思いついたことをひたすら手直ししてみました。
DAC の電源周りがほとんどでしたが、ACラインフィルターからトランスや整流ダイオード、定電圧電源の基準電圧雑音対策、等を見直すことになりました。
そうは言っても、この2年くらい電源遊びをやっていたので、転がっていた部品から次々に良いと聞こえたものを集めただけなのです。

一週間ほどたって、以前とは大きく様変わりした音楽が広がりました。
しばらく聞いていなかったアルバムを聴くと衝撃を受けます。
こんなに良い音の楽器で演奏していたのかと思うことが度々です。
歌声の息づかいがリアルです。
クズだと思っていたアルバムから、質感を感じさせる音が飛びだし、音楽の熱気を感じることが増えました。
定位の安定感も格段の差です。
やはり電源周りの作り込みが未熟だったようです。

そんな器用なことがぼくに出来るんでしたっけ?(^-^ゞできたことないよね~
しかし、不思議なことに聞こえるんですよ。
merou さんが感じられたことと同じなのかもしれません。
瞬時にシステムの弱点を晒されて、悩んでしまったような気がします。

「市野式電源タップ あかんケーブル版」の音は?と尋ねられても、残念ながらよく分かりません。
恐らくは、ということなのですが、Siemens ケーブル版にも増してシステムの S/Nが向上しているのではないでしょうか。

場合によっては聞こえすぎて苦労するかもしれませんが、新しい段階へと進むことが出来そうですよ。

*現在は後継品の「要石ケーブル 2020」を販売中です